2017/08
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いかり いかり
長い間、産廃・残土不法投棄や、理不尽な許可などの問題に関わってきた。

いつも、悔しい・・・今回は、いつにも増して、情けない・・・激しい怒りがこみ上げる。

12月15日の常任委員会では、本会議で十分触れることができなかった事案3件に触れた。

エコテック、柏廃材、館山の坂田(ばんだ)地区の残土処分場計画。

ヤクザとの関係があったことが分かったエコテックについて、私から詳しく追加説明。
よもや、暴力団の関与のある業者に許可は出しませんよね、と念押し。
(それでもどんな荒業、裏技を使って、エコテックに許可を出そうと画策してくるか・・・役所の企は私たちの予想をはるかに超えているので、油断は禁物。)

柏廃材については、施設の稼働日数を常任委員会で問うた。

というのは、計画通り、344日稼働していれば、本来生ずるはずのない有機物が煙突から出ているからである。十分な高温が保たれていないということは、度々燃焼炉がストップしている可能性がある。だから、稼働日数を問うた。しかし答弁は「把握していない、だから答えられない」というもの。

あれ?周辺住民に健康被害が出ており、その被害の原因調査をしているはずではない?
当然、燃焼炉の稼働実態も調査しているはず、日数さえもわからないということは、調査していないのではないか?ということで問い詰めたが、ノーコメント。

「あとで、データを」と要求したが、とうとう出て来ない。出さない。

常任委員会の日は、身体症状に悩まされている被害者の方が控え室に来ていたので、産廃課の担当者に来てもらおうとしたが、「都合が悪いのなんの」と逃げ隠れして、とうとう勤務時間ぎりぎりまで、県庁に帰ってこない。

その後も、何度か、部屋に来てもらおうとしたり、稼働日数のデータを要求したりしたが、都合が悪い、まだデータがそろわないの一点張り。
同じ庁舎の中にいて、ちょっと顔を出すこともできないほど、産廃課は多忙らしい。

そして極め付きが、本日。
館山坂田地区に(株)服部回漕店が残土処分場を計画している。その事業に対して、美しい海が汚染されることを恐れた住民が、反対活動を繰り広げてきた、全く説明にないまま、大規模な残土処分場が開設されるのはかなわない、まずは説明会をしっかりやって欲しい、というまっとうな要望が出されていた。その問題である。

朝、坂田地区の青年団の方々2人が、青年団が正式に処分場に反対しているので、ということで、その署名や要請書や、会議録などを持って私たちの控え室にこられた。

これまでも、周辺地区に該当する西岬地区連合区長会からの陳情、狭間漁業協同組合の陳情、館山の海と山の自然を守る会からの申し入れ、坂田地区住民かあの要望書が議会へも提出されていた。

私は、皆さんの気持ちや、主張をまっすぐ委員会で述べた。しかし、回答は曖昧なまま。

が、今度は、地元の坂田地区の青年団のみなさんの要請書である。他会派にも力になってもらいたい、ということで、準備して、まずは、産廃課の担当者に手渡したい、と前日から電話をしているが、これが、「多忙、多忙・・・」で会えないとのこと。

でも、しっかり届けよう、ということで、朝、もう一度電話。やっぱりダメ。
仕方ないので、課長さんたちはいなくても、ともかく届けよう、ということで、わたしも同行して産廃課へ。

出かけて、しっかり渡しましたよ、ということでハンコをもらう。

議会棟から、本庁4階へ向かうのは2分とかからない。
それが、千里の道のり、天の川を隔てているように、担当者にとっては遠いらしい。

5分、10分の時間も割けない?

どうせ、文句つける議員の顔なんざ、見たくもないってことだろうけど、あまりに露骨じゃない?

控え室にかえって一息付いたら、坂田の方のところにメールが入った。
なんと、本日、午後1時から、館山市議会で全員協議会が開かれるので、その出席要請が、いきなりFAXで送り付けられてきたそうな。

内容は、この処分場の許可に関すること・・・らしい。

え~?一民間の残土事業者のことで、議員の全員協議会を開く?
これって、カナリ、尋常じゃない。聞いたことない。

改めて、産廃課に電話を入れる。
館山の状況を伝え、県は「許可」したのかどうかを聞く。

「あいにく担当者は出払っております」

「一人もいないの?残土班の職員を出して」

「・・・残土班です。でも、私にはわかりません」

「残土班として班で話し合っているはずでしょ。それとも、なんにもあなたは知らないっていうの?なんらかの話はしているでしょ」
「・・・いえ、私は知りません」

「そんなはずないでしょ。じゃせめて、今日の時点で、許可が出ているかどうかだけ、答えて!」

「それは、その・・・」

「いい渋っているということは許可が出たの?それとも、今日の時点ではまだ出ていないの?」

「まだ許可は出ていません」

「今日の時点では、まだ出ていないのね」

「出ていません」

というような電話での会話。
ちょっと、ホッとしたら、追っかけて、館山からメール。

許可が出てしまった。そのことで、午後の全員協議会は話し合いになる、という内容。

傍聴者は5人だけOKだという。

そして、追い打ちの姑息(こそく)!

県議会は、午後1時から、議会最終日の日程が始まる。
私たちは議場へ行かねばならない。

その10分前に、なんと担当課長が来た!

そして、柏廃材、と坂田両方へ本日付で、許可を出した、という文書を示した。
両方で10分
気持ちも切り替えられず、説明も中途半端のまま、時間切れで、すぐ本会議上へ。

きっとその後、夕方まで、彼らは雲隠れして掴まらないだろう。
議会も今日で閉会となり、これ以上議会で責められることもない。
あとは、わが会派の、「怒りの嵐」がすぎるのをじっと待てば、いい、と言う魂胆が見え透いている。

どうせ、事業が始まってしまえば、後戻りはできない。どんどん残土が搬入されはじめれば、内容なんか、住民にはわからない。住民もやがて諦める。

事前に住民に「許可がおりそうだ」と話せば、騒ぎになる。だからいつだって許可は「不意打ち」に限る。うるさい議員が口出しできない議会最終日か、3月の移動前の駆け込み許可に限る。

上司からは、「ともかく結論を出した、よくやった」ということで担当課は評価されるのだろう。

どうせ、3月になれば移動だ、それまでの我慢だ、というストーリー。

・・・バカバカしすぎて、怒りが大きすぎて、声が震える。
坂田の方々の落胆が痛々しい。悔しい・・・。

県庁というところは、お役人が一番えらい。一般社会の常識でなく、お役人理論のまかり通る仁義なき世界。

職員の給料は税金ではないか。業者が出しているわけではない。それなのに、なんで、あそこまで身を粉にして業者に味方するのか、わからない・・・。

行政は、決して県民のためにあるのではない。
ゆめゆめ、市民は、行政は自分たちを守ってくれると思ってはいけない。

彼らは、自らと、書類と、手続き、だけを守る。

しかも、市民にとって必要な書類は出さない。
どこまでも業者にとって都合のいいように、書類をそろえて準備する。

どうしてこんな癒着が誕生してきたのか、いつまでこんな癒着が続くのか、わからない。

「金でももらってんじゃないの?」という人がいるが、私は、そうは思わない。
しかし、では、なぜ?となると、わからない。

保守系の議員の中には、したり顔で、「そんなこともわからないの?」という人もいる。

担当者は春の人事で移動し、話は振り出しに戻る。

「わたくしどもは、4月に当課に来たばかりで、まだ勉強中で、よくわからないので・・・。それは前任者がやったことで、わたくしを責められても・・・」と繰り返すテクニックだけ覚えて出世していく。


あんまり繰り返されるフレーズなので、私もすっかり覚えてしまった。

結構な商売じゃないの。県庁職員。

県民の命も安全も知ったこっちゃない。

それを、また思い知らされた、一日だった。

夕方からは、記者会見。坂田青年団の二人が、しっかりと、自らの想いを語った。

どうしよう、どうすれば、一矢報いられるのか・・・。

本日は、怒りだけをぶちまけるだけの情けないブログ。

冷静な分析と説明は、明日、改めて書く。



プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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