2017/08
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怒涛の管理型処分場見学
10月17日
8000ベクレル/kg以下の放射性物質を含んだ公共から排出された汚泥や焼却灰は県内管理型処分場に搬入されている。
そこで、何とか現地を見学したいと思っていたが、とうとう念願が実現して見学会。

午前中は君津の環境整備センター/新井総合(アラックス)の見学。

同事業所は、自主管理規定を設けていて、地方公共団体から排出されるすべての廃棄物で、8000ベクレル/kg以下の放射性セシウムを含むものを受け入れている。
仮置きはしない。
国や県から、それ以上の放射性濃度のものも受けれてほしい、という要望はあるが、断っている。
「震災以前は、100ベクレル/kg以下がクリアランスレベルだったのでは?」
という質問に対しては、
「現実に、今、日本中が震災以前と以後では放射能の値が変わってしまっている。
当方としては、国が、8000ベクレル以下は、埋め立て可、という暫定基準を決めた以上、その基準でやっている」

暫定はあくまで暫定だが、そのまま恒久的になりそうだが、震災以後、日本中に放射能がばらまかれてしまった以上、事業者の言い分にもうなづかざるを得ない。

まず、説明を受けた管理棟の部屋から外を望む
1アラックス

県内で発生したガレキ等(旭市等から出たもの)は、測定を行わないで受け入れる。

受け入れダンプは一日75台。(つまり最大日量750トンを受け入れている)
写真は、同じ場所から見たフレコンパックに入った汚泥?これから移動して埋める。
2アラックス

林道通過許可証は、講習ののち、年一回発行している。ダンプは、自重10トン、荷重10トンで計20トン。過積載のものは、計測ポイントで受け入れ拒否される。
(雨の日は、どうしても積み荷が濡れて重くなるが、その分少な目に積ンで来るように、と指示しているという。)

管理型処分場では、かつては、薄っぺらなゴムシート一枚でOKだったが、今は、厳重に7層のシート
Aラックスシート
そのシートには、万一敗れて浸出水が漏れた場合の自己修復シート(おむつの素材と同質のもの)もあり、キリで穴をあけ、水が透過し、すぐに止まる実験もした。
実験中の木更津の田中紀子さん
実験Aラックスシート

説明ののち、排水処理場見学。1Aラックス排水処理

生物処理や化学処理を経てきれいになった水と汚れた原水の比較
Aラックス排水処理水

今後、各地の自治体から搬入した放射性セシウムを含む汚泥や、焼却灰の値は、搬入元の値と独自に測定した値と両方ホームページに公開していくという。
我孫子、江戸川下水道、上総クリーンシステム、佐倉、山武、館山、千葉市、東金、成田、南房総、野田、北千葉広域、市原市、柏井浄水場、千葉県水道局、旭市、野菊の里浄水場、などなど・・・。
放流される排水の調査結果も随時ホームページで表示される。今のところ、6月、8月、9月、10月、いずれも検出下限値を下回る「不検出」となっている。(測定は、日鉄環境エンジニアリング:200秒で測定)

時間がなくて、駆け足で、次の富津の大平興産へ。
こちらは、ぐっと庶民的な対応。
強固な岩盤に支えられて、これまで廃棄物を受け入れてきた同事業所は実は、3年ほど前から、岩盤から排出水が漏れ出す事態となり、事業はストップしていた。

今回、管理型処分場として、8000ベクレル/kg以下の汚泥などを受け入れることになったが、しかし、不安は残る。
漏出事故後に整備した、第三処分場に、自治体からの廃棄物を受け入れているのだが、あと80万トンほどで、いっぱいになるという。
どうする?第二処分場は再開OKの許可はまだ出ていない。
同行した地元の方々は、第二処分場再開に大きな不安と疑問を抱いておられる。
写真は、第二処分場。
太平第二処分場
それにしても現地では、美しい地層が表面に現れているところがある。バームクーヘンかマーブルケーキみたい。
Aラックス地層

排水処理現場で詳細な説明を受けたのだが、写真が、取り込めていなかった。残念。
要所要所で、持ち込んだ放射能測定器で放射能の値も測定した、ほぼ、事業者が発表している値と近い。

大平興産さん、80万トンを受け入れたのちは、それ以上の受け入れは、止めましょう。

勝手に国策として原発を推進し、事故が起これば、放射能汚染というだれも経験したことにない事態になって、その処理は、危うさを残したまま、対応はすべて民間に任せて、あとは知らん、というのは、なんだか、違うよなあ、あっていいことじゃないな、しっかり公共が関与すべきだよ・・、と痛感しながら帰った。
プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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