2017/05
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9月県議会 終わる
ともかく9月千葉県議会が終わった。
震災対策補正予算は、5月、6月、9月で合計866億円。
ほとんどが国からの交付金だが、千葉県独自の対策費も含まれる。
その対策事態は急がねばならないものであり、異論はないが、それにしても、千葉県として、放射能汚染、除染等に対する対応が後手後手に回っていて、じれったい。市町村は、市民と近いところで、苦情や悩みを直接受けているだけに対応が素早い、と実感する。

今回は、代表質問:ふじしろ政夫さんが担当し(もちろん私たちもヒヤリングなどには同席)
最終日(昨日)入江さんが、議案に対する討論、私が、発議案(国にあげる意見書)に対して、賛成、反対の討論を行った。

私の要旨は、以下のとおり
「八ッ場ダム建設事業の早期完成を求める意見書」(自民党提出)に反対

「八ッ場ダム事業の検証作業の抜本的なやり直しを求める意見書」(市民ネット・社民・無所属)に賛成

自民党亭主の意見書は、国交省だした「検討の場」で結論をうけて、ダム建設を急げというもの。
森田知事も「ダムを一日も早く完成させてほしい」と1都5県の知事と共に、国に要望している。

八ッ場ダムは、国民の生命財産を守るでしょうか?

8月の豪雨で、ダム予定地近くで、大規模な土砂災害が発生し、住民が移転する先の打越代替地では、防災ダムで抑えきれなかった土砂が、ガードレールをなぎ倒し、土石流となって川原湯温泉駅前に到達した。

これまでも地滑りの危険があると言われ、地滑り対策の費用が増額されてきた地域が、新たに、土砂の流出、法面の崩落という課題に、直面させられている。
移転する駅予定地は、地盤が不安定で基礎さえ打てず苦慮している。

河川の洪水対策としても、ダム建設と河川改修と、どちらが有効か、優先すべきか、の議論もない。

利水においても、千葉県の水の需要は近年減って、将来的にも横ばいと予測されるにも関わらず、「平成32年が水需要のピークである、だからダムが必要である」と、根拠もなく県当局は繰り返す。

新たな課題が生じた以上、工期の延長、工事費の増加は分かりきった事。しかし、国は移転地区の対策とダム本体の工事は同時に行うから、工期の遅れはない、と主張する。

駅や道路が移設できないのに、どうしてダム本体工事を同時に進められるのか、理解できない。

その理解不能な国の言い分を千葉県はおとなしく受けたまわっているだけ。

「ダム中止」となったらどうするかと問うと、「現時点で、仮定に基づいた議論はしていない」という答弁。

考えたくない「想定外」の事は考えない、というスタンスは、福島原発事故で放射能汚染漏れを想定しなかった東電と国を想起させる。

関連して、会派が提出した
「発送電分離と送電の国有化を求める意見書」、
「再生可能エネルギー買取法の実効性を確保することを求める意見書」に言及

現在は、千葉県庁をはじめとして、各自治体も電力自由化の波に乗り、PPS(特定規模電気事業者)との契約により、大幅に電気料金を引き下げることが始まっている。

しかし、送電線が大手電気事業者に独占されている現状では、送電使用量が独占事業によって勝手に設定されるため、自由化が進まないことが、これまでも問題となってきた。

送電を国有化し安定的に電気を供給することは、電力の完全自由化を促し、電気料金の低減にもつながる。千葉県からも、発送電分離を強く要望するよう求めた。

国会を通過した通称/再生可能エネルギー特別措置法については、評価しながらも課題を指摘。

新法は、自然エネルギーの買い取りを義務づけながら、例外規定があり
巧妙に「買取を拒否できる」ことになっている。

「おそれ」が拡大解釈されると、買取は実質制限されてしまう。 

電気料金への転嫁額(賦課金)に上限が設定されることも予定されている。

買取価格を引き上げなければ採算が取れない、ということで、新規参入に、二の足を踏んでいる事業者が多い、とも言われている。

こうした点に配慮してほしい、という趣旨の意見書案。

しかし、あえなく不採択。

入江さんが主張した、事案については、項を改めて、書きます。取り急ぎ私の分だけ報告しました。


プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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