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堂本前知事講演会
9月27日YOUホールで、堂本前知事の講演会を行った。

主催は、市原市男女共同参画の会(代表:岸本静江さん)

前知事には、なんと韓国での国際シンポジウムからのトンボ帰りで、羽田から五井駅までアクアラインバスで直行してもらった。(私は、五井駅までお迎えの担当)

相変わらずパワフルな堂本さんのタイトルは「大震災が教えてくれたもの」~震災と女性~

以下は、講演の一部。
震災後、4月1日には、女性たちのチームで福島の現地調査に入った。言葉では言い尽くせない状況をスライドで説明してもらった。

なかでも、高齢者、乳幼児を連れた母親、障碍者などが、避難所でも、入れなかったり、隅っこで大変な困難に直面していた。

その後、5月19日の女性国会議員と院内集会を皮きりに、復興構想提言に「男女共同参画の視点」を入れさせる活動を展開。

5月19日 「5つの論点」公表。
6月11日 災害・復興と男女共同参画」シンポジウム

とりわけ仙台市長の奥山美恵子さんは、「自然との親和性を大切にしたまちづくりをしたい」「インフラでなく、人の絆を大切にしたい」と明確なビジョンを持ち、素晴らしかった。

被災地の首長さんたちは、帰宅もできず、市庁舎に泊まり込みで奮闘しておられることが多いが、奥山市長は、不眠不休の状況であっても、とにかく帰宅し、身ぎれいにしてまた出庁することを心がけられているとのこと。

国連で採択された「障碍者権利条約」は19条で「自分が住みたいところを自分たちで決める権利がある」、つまり、「私たち抜きに、私たちのことを決めないで」ということ。

地域のことは、地域が主体的に決める、当事者の悩みは当事者が政策決定の場に参加して決める、こんな当たり前のことを何とか実現させたい。

6月11日にシンポジウムを経て、国に対する「要望書」のバージョンアップをはかった。単に、男女共同参画の視点を入れることだけでなく、担当の「組織」を作ることを盛り込ませた。

お話は多岐にわたり、すべてのことを書き込めないが、一番印象に残ったのは「減災」の概念。

私は「自然災害は避けられない、だからできるだけ、被害は少なくする」ということが「減災」だと思っていた。

しかし、この減災という概念は、実は「社会的脆弱性の克服」なのだという。

つまり、「男女・年齢・階層・宗教・などによる差別の解消が災害に強い社会を作ることになる」という社会そのものあり方を変えて、真に人が人らしく生きられる社会を目指す、とおうことなのだという。

すでに「災害学」という学問分野があり、災害復興支援を行う際には、支援を受ける国は、組織の中に女性を3割入れていなければ、援助を受けられないのだという。

その結果、援助を受けようとする国は、女性を大幅に入れて組織をつくるようになり、そのことが支援相手国の暮らしを大きく引き上げるきっかけになり、何か災害が起こった時にも、死者を大幅に減らすことにつながっているという。


怖い話をひとつ。
スマトラでホントにあった話。

大津波が襲ったときに「女は木に登るな!」と叫ぶ声があり、男たちが我先に木に登って助かり、女が大勢亡くなった。また、「女はバイクに乗るな」とも言われ、やはり、男たちがバイクに乗って急ぎ避難し、バイクに乗れなかった女性と子供が町に取り残されたのだという。
だから、災害に「男女の別な」という言葉を入れることは、日本では考えられないほど、大切なのだという。

日本では、震災復興会議にどこでも女性は、申し訳程度に1人入っているだけ、というのが現状である。

しかし、その日本も海外援助をする場合は、相手国の組織に女性が3割入っていることを条件にしているのだという。

写真は、講演会のあと、堂本さんとスタッフで撮った一枚。
堂本さんといっしょ





プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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