2017/04
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静岡の男女共同参画センター&地域医療&津波対策&聖隷浜松病院
日差しは春なのに冬のような風の寒さの中、3月23日~24日、静岡県に視察に行ってきました。

盛りだくさんの視察です。まず新幹線で静岡駅に下車。駅近くに男女共同参画センター「あざれあ」があります。
何と全館、男女共同参画センターです。
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センター前で一枚
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6階まで全館男女共同参画センター「あざれあ」です。大ホール、小ホール、会議室、音楽室、茶室、保育室、図書室、・・・などなど。

平成5年の女性総合センターとして開館。バブリーな時代だったからこそ、立派な施設ができた、とのことです。
その後、平成15年に「静岡県男女共同参画センター」と名称を変えました。
現在は、「アザレア交流会議グループ」が指定管理者として運営しています。
交流会議という名称は、様々な女性団体が交流しながら女性の課題を共有しあい、運営にも参画しているから。
施設は、ビル管理団体(2)との協力で行っているので、グループとして指定管理者となっているからだということです。

指定管理料は、年間約9154万円。(ほかに施設利用料等の収入4千万円ほどが、管理者に入るので、運営ができています)
これは、お茶室。本格的です。
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こっちは、保育室。滑り台もあります。この滑り台のしたの空間は、、子供の好きな隠れ家風のお家になっていて、ワクワクします。
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図書室も充実しています。
年2回発行している情報誌「ねっとわぁく」は企画もスゴイ。
67号は「女子力」「男子力」「人間力」表紙は、LGBT当事者であるイジヅカユウさんが表紙写真モデルです。
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カッコイイ!読み応えのある記事が満載です。

千葉県は、これから、旧キャリアップセンターに引っこすのですが、果て、どうなることやら・・・。

午後は、静岡県庁です。静岡県議会でお話を伺いました。
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まず「垣根のない福祉」について伺いました。
「ふじのくに型福祉サービス」
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「居場所」「ワンストップ相談」「共生型福祉施設」のあり方を目指しています。
それぞれの分野で、すでに実践している事例紹介がぎっしり詰まったガイドブックにそって説明していただきました。
{居場所」がホントに大切なキーワードになることは、どこも同じですが、やはりここでも行政からの金銭的な支援がなく、立ち上げを含めて苦慮している様がわかりました。

そんな中でも、元看護師さんを中心に立ち上げた三島市のコミュニティカフェや、共生型福祉施設(基準該当)の「池ちゃんち」など、是非訪問してみたいと思える施設案内に心躍ります。

居場所アドバイザー連絡会の存在も大きそうです。
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時間があれば、訪問して、直接お話を伺ってみたい、と思いました。

次に、静岡県の津波対策について。
1静岡津波対策

①第4次被害想定(レベル1⇒レベル2までを考える)と地震津波対策アクションプログラム2013

②津波対策「静岡方式」の取り組み

③静岡モデル推進の取り組み、について、駆け足ながら45分間、みっちりお話を聞きました。
その後、千葉県の現状と課題と比較しながら、静岡ではどう取り組んでいるか、伺いました。

伊豆半島では、海岸ギリギリまで住宅が建っており、、観光と漁業が産業の主軸であり、高い防潮堤はそぐわない。
御前崎から焼津、清水に至る地域の堤防対策、
浜名湖から御前崎に至る白砂青松の海岸沿いの防潮対策、
それぞれに違うので、難しいこと、合意をとることの大変さ、
一気に防潮堤を気づけない場合の一時避難施設(タワー等)の建設、住民への周知、

いずれも、さすが静岡です。
臨戦態勢でソフト、ハード両面から、課題に挑んでいる様が伺えました。
今度は、時間があれば、もう少し、ソフトの部分の話も伺いたい。
そういえば、男女共同参画センターでも、女性と防災対策がテーマになっていました)

静岡方式とは、津波対策が
「地域の文化・歴史・風土に根ざしたものとする」
「自強調文然等の共生、環境との調和をめざす」
「地域の意見を取り入れ、市町との協働ですすめる」 というものです。

ここでも「減災」の姿勢がくっきりと伺えました。

*******
翌日は、浜松聖隷病院へ。
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聖隷病院はなんたってキリスト教精神の基づく「隣人愛」を根幹する巨大な病院組織を柱に
医療、福祉、保険、介護サービスが一体となって、1都8県にまたがって展開しています。

聖隷浜松病院もそのひとつです。
エレベーターのあるエントランス。
浜松病院エントランス

今回は、浜松病院の
地域医療連携、在宅との連携などを中心に伺いました。
聖隷浜松ヒヤリング1
2聖隷浜松
いくら時間があっても足りないほど、聞きたいことがあったのですが、とても忙しい日にお邪魔してしまってすみません。
説明してくださった患者支援センター長の番匠さん(一番左の女性)。
看護部次長でありがん看護専門看護師でもあります。

もうひとりの女性は、浦安の高齢者ディサービス施設と猫実高齢者デイサービスセンターの総副園長をしておられる松井順子さん。
(千葉県も聖隷病院には、浦安でも佐倉でもお世話になっています。)

真ん中の男性は、和合せいれいの里の野村総園長です(後で、施設を案内していただきました)

まずは病院概要。

同病院の一日平均入院患者数は697人(平均在院日数は11.5日)
手術件数は1万件を超え、救急車搬入件数は6575件です。
救命救急せんたーとして機能はもちろん、菅生周産期医療センターも充実しています。

千葉県の医療連携パスのような、肺炎地域連携パスの導入も始まっています。

退院支援を進めるためには、有能な看護師養成は急務ですが、
まずは、退院支援院内認定看護師養成に力をいれています。

退院支援は、従来は1病院に一人を充てることが必須でしたが、
国の精度が変わり、今は2病棟に一人の先住看護師を置く事ができるようになって、いくらか楽になったそうです。
でも、もちろんそれでは圧倒的に現場では人手不足です。
今は、専従と医療スタッフがチームを組んで退院後の生活にスムーズに移行できるように、支援しているそうです。

後方連携病院の大切さ、療養型病院へスムーズにつながるような仕組みづくりも必要です。
もちろん、在宅医療の推進も。

広域な浜松市は、区によって課題が全く違うので、そこは市と連携して、ドクターヘリの活用も増えてきているそうです。

院内を案内してもらった時、印象に残ったのは「患者支援センター」
相談室がたっぷり有ることで、患者さんがあちこちの診療科を移動するストレスから解放されます。
患者支援センター

その後、移動して伺ったのは社会福祉施設「和合せいれいの里」
高齢者、障害者、こども、生活支援の必要な人の施設、在宅サービスなどが、一体となって行われている場所です。
東京ドーム一個分の敷地の広さです。
ご案内してくださったのはエリア長総園長の野村則国さん。

これはいいなと思ったのは、4人部屋。
外の明るい光が差し込む障子の引き戸で一人一人の空間を区切っています。
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「考えれば、私たちの家も、襖、障子で仕切られていて、こんなだったよね」と、納得、感心!

ユニット部屋もあるそうですが、人気なのは、この4人部屋だそうです。(部屋代も幾分安くなります。)

もう一つ感心したのが「生活支援ハウス」やまぶき(定員20人)、です。
緊急避難的に利用できる(原則6ヶ月)部屋があります。
ここは、共有団欒のスペース。奥に部屋が見えます。
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家庭に何らかの事情を抱えた方々も入居しておられるそうで「確かにこんな居場所が必要だな」と思いました。
しかし、公費が出ないので年中赤字だそうです。

施設で働く人たちの保育所も見学。お昼寝中で、甘い寝息が聞こえるような部屋でした。

窓からは、障害者のB型就労施設も見えました。

ほんとに忙しい時期に伺って、申し訳ありませんでした。でもありがとうございました。






プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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