2017/08
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市原市残土条例改正を求める陳情書/経済環境常任委員会
6月24日(金)は、市原市の経済環境常任委員会でした。

今回は、残土・産廃の不法投棄に悩まされてきた住民から、
残土条例改正を求める陳情が出され、
陳情提出者が、常任委員会で意見陳述する、ということで、傍聴にいきました。
50を超える団体が印鑑を押し提出した陳情で、この日の傍聴者は30人を超える勢い。

陳情の趣旨は、市原市残土条例を改正して欲しい、改正に当たっては、以下の5点に留意して欲しい、というもの。

(1)現行の市原市の残土条例では、300㎡~3000㎡未満を市が監視する対象とし、それ以上は県が許可、監視することになっていますが、その対象を、300㎡以上はすべて市の対象とする、としてほしい。

(2)その理由として、許可にあたっては、近隣(直線距離1km以内)の住民の8割以上の同意を得ることを条件とする。

(3)当該埋め立て計画地から2km以内の水利権者および水利組合に事前に説明し、6割の同意をうること。

(4)土砂の定義に再生土(改良土)を含めること。

(5)放射能に汚染された土砂の埋立区域への搬入は放射能の多寡にかかわらず認めないこと。


言葉の言い回しは、若干違いますが、大まかな主旨は上記のとおりです。
陳情提出者を代表して、Hさんが、しっかり10分間、陳情の願意を説明しました。

考えぬいた意見陳述でした。

しかし、気になったのは、
意見陳述の前に委員長が「暫時休憩」と宣言したこと。

ちょっと待って!

暫時休憩ならば、休憩中の発言は、議事録に残らないじゃない。それは

しっかり議事録に残るように、「暫時休憩中」とせず、正規の審議中に住民が意見を述べることができるようにすべきです。
必要ならば、市議会の運営委員会で、検討して欲しい。

その後、Hさんの発言に対して、部長から、縷々、言い訳の限りを尽くして、状況説明。
滔々と読み上げるので、とても書き留められない。・・・・。

実は、あとで「この部長の発言要旨をください」と、環境部の担当者にお願いしたのですが、
「それはできません。常任委員会の議事録が、やがて出ますので、それをご覧下さい」とのこと。

あれ、あれ?・???待って!

常任委員会の議事録が出るのは、9月議会間近になってからじゃないか!
それまで、答弁要旨も出さん!?
なんたること! 陳情者に対しても失礼!・・・ふざけんな!


しょうがないので、メモを頼りに拾い書きします。
(傍聴席は後ろの方で、かなり聞き取りにくかった)

部長:
市では、週2回パトロールをしている。また警備会社に委託しても、行っている。基本は、目視
(つまり目で見て確認するだけ。抜き打ちで土壌を持ち帰り検査しないので、どんな土かは、ホントのところわからない)

県は1週間ずっとパトロールしている。時に土日も。
市原市は見回りすべき箇所も多いので、県では、監視指導室の職員25名のうち、5人(うち2人は警察OB)が市原市担当となってパトロールしていただいている。
市も、それを見て覚えて、力をつけていきたい。

(県のパトロールについていくんなら、市原も週2回じゃなく、毎日じゃないの?)
(いつまでも、ついていくだけでなく、いい加減、覚えたら自立して自分たちで行く気はないの?
市の職員は、ついていくだけの仕事なのなら、監視業務手当は、,県職員に対して出すのがふさわしい?)


議員A:
既に17市町で、条例改正をしている。そこで改正した市町から改正したことで苦慮している点について、なにか聞いているか

答弁:

改正前と改正後で、許可件数は、変わらない、許可件数が増えたところもある。
苦慮しているのは、それまで県がやっていたことを市でやらなければならないので業務が増えた。
審査の段階で、県の場合は、警察と連携できるが、市では連携できにくい。
改正後、違反件数も、10数件あると聞いている。


おーい。どこの市で件数が増えて、どの市町が苦慮しているの?
実は、住民が、改正した市町にたいして独自に聞き取り調査をしました。

その時の回答は、どこの市町でも、改正後は、申請は、ほぼゼロ。
改正前は、いちゃもんをつけてきた業者もいたが、改正後は何も言ってこない。申請があっても、良質な業者がまともに申請し、誠実に仕事をしているだけ。
よって特に対応が面倒なったことはない。との回答だったとのこと。


(随分、環境部と、言い分が違う。)

B議員:
雨水が溢れて、土砂災害の危険を感じている箇所がある。あるいは業者におどされている事例があるということだが、それはどこか?住民は、直ぐに市にも訴えているということだが?住民の声は届いていないのではないか・
県境部:
通報があった場合は、直ぐに県に届けている。
(市が直接、自分で行ってみるわけじゃない・・・のね。ふ~ん。)

C議員:
「県の改良土にたいする取り組み指針」パブコメに対して市はどんな意見を出したのか?
環境部:
①再生土の定義をしっかりして欲しい、
②面積に関係なく、全部、県で対応して欲しい。
の2点です。

ああ、県に全部やってもらおう、つまり丸投げ・・・ですか。
これを聞いたら,県職員は怒らない?・・・(私のつぶやき)


議員の側も、残土のことを話していたかと思うと、改良土のことを話したり、
両者がごっちゃになっていたり、
部長や課長が、適当で失礼な答弁をして、事実と違うことを言っても、
再質問もしなかったり・・・・・・行きつ戻りつの質疑が続き、

そして、陳情の「取り扱い」をどうするか・・・という段になりました。

委員長が、それぞれの委員(議員)に聞きます。

ひとりだけ採択「了承するものとする」と述べましたが、他のすべての委員が、
「今後の県の指針の動向を見て、・・・さらに調査して・・・」てなことを言いながら、
継審(継続審査)とする、ということになりました。

県の指針は、ほぼ出てるじゃない、
条例改正をここで決定し、改正の細部は今後詰める、ということでいいじゃない、
まずは改正の方針だけでも決めようよ


と、傍聴席でブツブツつぶやきながら、フラストレーションばかりが溜まっていきます。
(となりの人はうるさかったかと思います。ごめんなさい)

そもそも、現小出市長は、「残土条例改正」を選挙の時に約束したのです。
あれから1年、なんの音さたもなく過ぎました。
県に対して、袖ヶ浦市、茂原市、大多喜町の首長と一緒に、「改良土への対応を含め、環境問題に格段の配慮を願いたい」という趣旨の、ゆるい要望書を連名で出しただけです。

議員からは、だれも
「この陳情は、市長の公約の実現を求める市民の声であり、市長も改正の意思を示していたのに、
部長見解は、あっさり、改正の意思はないと言い切っている。市長見解と違うのではないか」と、聞かなかった。

なんで聞かないの?

それとも、市長は、とっくに条例改正の意欲を失っている、いまさら聞いてもしかたない、ということでしょうか。
市長の約束なんて、そんな軽いものなんでしょうか・・・。


茂原市もすでに、改良土への取り組みを市条例に追加しました。
袖ヶ浦市もそろそろ、条例改正します。

なんで、市原だけ、いつまでも、やらないの?
(ここは、治外法権自治体か?)

・・・だんだん、腹が立ってきました。

そういえば、こんな言い訳も、耳にしたことがあります。

業者が「住民同意」を得るために、一軒一軒回ると、
その間、業者の脅しのようなことも行われるかもしれない、それでは、住民を守りきれないから
・・・だから「住民同意」は盛り込めない、というものです。

アホらしい

脅されたら警察に通報すればいいんです。
そんな時こそ、市の担当者が出向いて、業者に厳重注意し、不適切な業者として行政指導を厳格にすればいいんです。
条例に、「住民を説得する際に、威嚇するようなことがあってはならない」と書いたっていいんです。

住民個人が戦わなくていいように、市として「条例」の網をかぶせて欲しい、と言っているのに、なぜわからないのでしょう。

これが、昨日の市原の常任委員会の顛末です。
住民の方からは、その後、「継続審査」となったことを受けて、再度、要望書が出されました。

市の担当者の皆さん、
私が傍聴席で聞いた内容の記述が不正確だったとしても、
それは、はじめの答弁要旨を見ることができなかったからですので、あしからず。
プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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