2017/08
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暮らしの保健室
午前中は、いちはら市民ネットの運営委員会です。みっちり情報共有やら、検討やらを行った後、
12時15分に、とび出して東京の新宿区へ(大江戸線/東新宿駅下車)。

新宿区富山ハイツの中にある「暮らしの保健室」を、県ネットの福祉プロジェクトのメンバーと視察しました。

写真は、野田市の小室さんといっしょに入口で。
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今、市原でも地域包括ケアをいかに浸透させるかが、地域福祉のカギとなっています。
ここでは、その鮮やかな実践例があります。
東京は都会で若者の街だと思っている人が多いと思いますが、実は、ご多分に漏れず高齢化しています。
特に、高度成長期時代に一気に誕生した団地が、一気に高齢化するのは、東京でも顕著です。

約6千人が住む大規模団地「戸山ハイツ」では、高齢化率は約50%。そのうち独居世帯は4割に上ります。

近くに大病院はあるけど、窓口は忙しく、ちょっとした健康の悩みは聞いてもらえない。
ちょっとした健康の不安に寄り添い、応える場があれば、安心して地域に暮らし続けられるのは、都会も田舎も同じ。

訪問看護師秋山正子さんは、自身のお姉さんを自宅で介護した経験から、新宿で1992年から訪問看護に携わり、2001年から「ケアーズ白十字訪問看護ステーション」を設立し、住民の在宅療養を支えてきました。

そして、さらに地域の中でちょっとした相談ができる「暮らしの保健室」がほしい、と念じてきました。
その話をある講演会の席で聞いたハイツのオーナーさんが、一階のお店のあったところを格安で提供して下さることになり、
店内を改装して、2011年7月に、このユニークな保健室が誕生しました。
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看護師の資格のあるスタッフが常駐し、予約なし、アポなしで無料で相談を受け、
突然のお客さんでも、喜んで話を聞き、時には訪問して 個別の相談に応じる活動を続けています。 

お金はどうなっているの?と言うのが、気になります。

厚労省のモデル事業として補助金をゲットして、スタート。年間予算、約1500万円。
その3分の2は補助金でまかないます。
でも残りは?・・・あれこれの涙ぐましい努力でNPO法人として、運営されています。

国の補助金が切れた後は、東京都の在宅支援対策費の補助金が、入っています。
でも、それも、今年いっぱいで終わり・・さあ、また資金繰りの苦労が続きます。

行政には、こうした取り組みこそ、しっかり支えて欲しいのですが・・・。

平成26年4月~27年3月までの利用者は2709人
                     来訪者は3174人(私たちのような見学者も含めて)
評判が、評判を呼び、利用者は、どんどん増えています。

決して広くはないスペースですが、活気に満ちています。
退職者や主婦など30人のボランティアさんが、自らシフトを組んで、
お茶出しをしたり、話し相手をしたりなど、さまざまな支援の一翼を担ってくださっています。

ボランティアは、
かつて、秋山さんに親身に相談に乗ってもらって介護を乗り切ったり、自らの病と戦ったりした経験のある方が
約3分の1

・・・誰もが、誰かの世話になるだけでなく、誰かの役に立ちたい、当事者として誰かの役にたつ働きをするようになる。

そこに喜びが生まれる、ということを、
ここでは生き生きと体験できそうです。

ここは、ボランティアさんの心づくしの作品もあるスペース。
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これは、別のスペース。
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学習会も月1回開きます。そのチラシのタイトルがぐっと人を惹きつけます。
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うまいなー(°д°)(秋山さんのアイデアだそうです)

学習会はいつも盛況。
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(この学習会のチラシを団地内にポスティングしてくださるのもボランティアの皆さんだそうです)

これは、お手伝いしてくださる大妻女子大の川口美喜子先生考案のバランスのいい食事用のプレート。おしゃれ!
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まだまだいろいろありそうですが、詳しく知りたい方は「暮らしの保健室フェイズブック」で検索してください。新しいイベントや、日常の様子が伺えます。

市原でも、各地で、地域の特色を生かした「居場所づくり」が始まっています。
頭が下がります。
市民、行政、医療、福祉関係施設、町会、社協、みん名で力を合わせて、それぞれできることをする、
ふさわしい支援のありかたを議員も探る・・・手探りですが、共にやっていかなければならない、と改めて感じました。
プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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