2017/08
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やっぱり原発の話

やっぱり、福島原発が今どうなっているのか、気になる。しかし、テレビは、相変わらず何も言ってくれない。

       
言ったとしても2か月もたってから、すでに子供たちが体内被曝してしまってから・・・。それは福島だけの問題なのか、茨城は?千葉は?市原は?
      
は、娘家族が茨城県つくば市に住んでいる。つくばは、放射能測定の濃度が千葉より高い。千葉の値も、市原で測った地上7メートルの高さの放射能の値だから、まったくあてにはならないが、一応新聞から転記すると、6日の値は0.044μ㏜。茨城は0.096μ㏜。(福島は1.60μ㏜)
      

こんな益体もない値を毎日眺め、今日も茨城は千葉の倍だな、高いなー、とため息をついている。

   
孫ははかなげな面立ちで愛嬌たっぷりのまだ2歳にもならない男の子。かわいい盛りである。風が吹くと、つくばの上空が気になる。雨が降ると濡れないか気になる。雨が止めば、濡れた砂場が気になる。砂遊びをして、そこで口から放射能を吸い込んで、体内被曝しやしないか、と気になる。

まして福島県の保護者の不安はいかほどかと、思うと、涙が出る。
   
千葉県だって、ホットスポットと言われる北部は値が高い。市原だって、牧草からセシウムが出ているのだから、新聞報道の値は、何の安心材料にもならない。
    

まともに、地上1m、50cm、土壌の値を測るとどうなるのだろう。学校敷地の測定値が年間20m㏜以下なら避難の必要なし、などと言いくさった役人は自分の子をそこに住まわせればいい。

    

今日、インターネットからある情報を取り出して、私に届けてくださった方がいた。その冒頭を読んで泣いてしまった。
  

「放射能に汚染された町も見た目は平穏ないつもの風景ですが、見えない小さな銃弾に子供たちの小さな体は悲鳴を上げています。このままなら、数年後に犠牲になるの子供と悲しむ親が確実に増えます。・・・マスコミの報道もいつかは正されるでしょう。しかしそれは大きく被害が広がった後です。待っていたら手遅れなのです。」

これは、神田外国語大学教授中山幹夫先生の中山研究室「原発と放射線」という記事の冒頭である。
   
www.kuis.ac.jp/~nakayama/essay/atm.html

    

今の事態は、「情報戦争」であるという指摘は、まさしく当たっている。インターネットで何とかアクセスしない限り、私たちは、原発事故や放射能汚染の状況、放射能とはどんなに怖いものか、とりわけ子供たちをどれだけむしばむか、ほとんど知りえない。情報を何とか取出し、知りえる人と、パソコンに縁がない世代との間にも情報格差が広がっている。

    
かくて、変な楽観的なムードが、すでにテレビの中で浸透し始めている。それとも、あまりに怖いから、目をつぶってみないようにしているのだろうか? 

   
「知らなかった、知らされなかったから」は許されない。こうなった以上、知るための努力をすることは子供を守るための大人の義務である。

    
一つ報告したい。県議会の聞き取りで分かったことの一つである。

  
千葉県教育委員会は、ほとんど、放射能に対して何の危機感ももっていない。千葉県が、国に対して行う重点要望(東日本大震災編)というものがある。「案」の段階のものだが、どこを探しても、「子供を放射能汚染の被害から守るために、こんなことを国に要望します」という事項がない。
   

どうしてもない。読み落としているのかも、と思い、もう一度丹念に読んだけど、やっぱりない!

    
県教育委員会&県庁職員には、守りたい子供がいないの?気になる孫はいないの?測定もしないで運動会をさせていいの?(すでに終わっちゃったところが多い)

     
プールの清掃はまさか子供にやらせないよね?公園の砂場は安全?保育所は?こどもは、いつでも地べたが大好き。砂場も大好き。プールも・・・。でも遊ばせていいの?
       
国に要望するのなら、「県としても放射能測定器をすべての学校に配布したいけど、県財政もひっ迫している。せめて、国で半分出してもらえないか」ということくらいは、言ってほしいのに・・・。

       
最後におすすめ図書をもう一冊。「原発のウソ」(扶桑社)定価:740円+税、小出裕章先生の最新のご著書である。原発事故以来、各地で引っ張りだこの先生。いつこの本を執筆する時間があったのだろうと、首をかしげる。とにかく、買って読んでほしい。原発早わかり、これ一冊!のおすすめ図書である。

プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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