2017/06
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魚沼基幹病院&田んぼダム
昨日、今日と、会派で、新潟権南魚沼市と新潟市に行ってきました。
7月29日午後は、魚沼基幹病院へ。
魚沼基幹病院前
病院長の内山聖先生にお話を伺いました。(お隣は、事務部長の坂本さん)
魚沼内山聖先生

救命救急、高度医療を担う病院が不足している新潟の魚沼地区の医療圏は、
新潟県内でも最低レベルの医師不足・看護師不足に悩んできました。

その解決と、地域の医療再編、病院再編計画の中で誕生したのが、この魚沼基幹病院です。
病院のコンセプトは、
地域の医療機関と協力して、
「地域全体で一つの病院」として機能することをめざすこと。

また、ここは、新潟大学医歯学総合病院魚沼地域医療教育センターとして、
新潟大学の組織が、病院に設置・併設されています。

病院の開設主体は、新潟県。
運営主体は、新潟県地域医療推進機構(一般財団法人)で指定管理者制度で受託している
公設民営型の新しい病院です。

同時に、教育センター教員(おもに新潟大学)による臨床教育・基幹病院としての役割も担っています。

在来の地域の病院が、この基幹病院を中心に再編されました。
許可病床数は454床。
医師は74名確保。標榜診療科は、31科。ほぼ全ての科を網羅しています。
(但し、十分に訓練された看護師がまだ不足しており、一部病床は、今のところ未使用。ちょっと惜しい!)

目指すところは
・医師育成(総合診療医の育成など)
・臨床研究機能
・救命救急・外傷医療  などの特色もあります。

開院以来どっと患者が押し寄せているけど、まだ1ヶ月半しか立っていないのに、
いわゆるコンビニ受診などは、ほとんどなく、
当初から、70%近くの患者さんが、紹介状を持ってくるとのこと。

これは、ずっと地道に病院と地域医療のありかたを訴え、地域に出かけて、
「魚沼学校」といういう形で、何百回と地域での勉強会や説明会をしてこられた布施先生たちの熱い想いと活動が、地域医療を市民レベルからつくってきた、という基礎があるからだそうです。

試しにホームページで「地域医療魚沼学校」を検索してください。
いろいろワクワクするお話が書き込まれています。

写真は、勉強中の私たちと、説明してくださる内山先生。
(内山先生も、めちゃめちゃ熱い!)
魚沼ヒヤリング中

忙しい内山先生が退席されたあとは、
事務部長の坂本さんが、ざっくばらんにさらに詳しくお話してくださり、
また病院内を案内してくださいました。

ここは、ご案内いただいたリハビリの部屋の一部。
日常生活に復帰できるように、暮らしの必需品を使っての訓練スペースです。
リハビリコーナー

これは、医療検査機器。一升炊きの電子ジャーみたいですが、一気に血液検査やその他の検査などができるそうです。
検査機器
待ち時間40分ほどで結果が出るので、患者さんにとっては大助かりです。

医療連携の個人情報カードはここでは、魚沼らしく「うおぬま・米(まい)ネット}といいます。
魚沼マイネット
通常の外来受付より、ここの受付の方が混雑するというのも、すでに、病院の利用の仕方が、住民に周知されている証です。
スタッフも揃っています。

優れた地域医療の浸透は、一日にしてならず,の想いを強くしました。

その日のうちに、新潟市へ移動、宿泊。

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翌日は、早朝より、県庁へ。 
新潟県庁は、広い!、立派!
新潟県庁
正面玄関を入ると錦鯉がお出迎え。そういえば、新潟は有名な錦鯉の産地。
錦鯉
議会棟で、県庁職員から、みっちりお話を聞きました。
光景県庁ヒヤリング
! 魚沼基幹病院設立までの県の支援の経過の説明。
   (県も一体となって支援していることがよくわかります。)

 2 新潟県地域医療の取り組み
  ・公立・公的病院の現状と今後のありかた
   (誠実で明快な説明に感謝!)
  ・地域包括ケアシステムの進捗(これは、どこも悩みつつ取り組んでいることがわかる)
  ・在宅医療・看護について
   (圏域が広く、大変!)

しかし、新潟県で、こうした地域医療の仕組みが着々と進みつつあるのは、県民の地域福祉向上のため、なんとかしようという行政と医療者が力を合わせた結果だということが、ひしひしと伝わってきました。
千葉県も頑張ろう!

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休憩なしで今回の視察の二つ目のテーマ
田んぼダムについて

その前に、平成23年7月に新潟・福島を襲った豪雨被害の状況の説明。(平成16年豪雨と比較して)
写真やグラフで説明を受けても、その被害の凄まじさが伝わってきます。
総雨量300mm以上の地域が 約5800 k㎡、桁違いの災害です。

治水、災害復旧対策等の説明を受けました。
新潟県では、併映23年の被害の大きかった河川(10本)、合わせて66kmに対して
災害復旧関連の事業を行っています。

すでに平成16年に豪雨被害を受けて、刈谷田川では、破堤した旧河道を含めた地域を遊水池とするなどの対策を済ませていました。
その結果、平成23年豪雨では、刈谷田川本川では、反乱被害が発生しませんでした。

旧河道の内側の田んぼ一帯に地益権(ちえきけん)を設定して、農家と契約。
通常は、そこで農業を営むのですが、30年に一度という、大規模豪雨の際には、そこを遊水池とする約束を交わしておくのです。
写真は、旧河川と堤防が壊れた場所
遊水池1
そこに遊水池をつくります。
」2遊水池
遊水池周辺には、外堀を築く工事を行います。

五十嵐(いからし)川でも三条市街地上流部で洪水調節のための遊水地を設ける計画があります。

壮大な計画ですが、昨今のゲリラ豪雨対策として、必要な措置なのだと思います。
(費用対効果から言っても、決してマイナスにはならない対策です)

さて、いよいよ最後は「田んぼダム」の話です。
面白いので、詳しく書きたいので、以下、明日。






プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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