2017/10
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米子で政策研究会
「人口最少エリア(島根・鳥取)から、社会像を問い直す」というサブタイトルと「3・11を経て地方をどうしていくのか」というキャッチフレーズに惹かれて、8月20日、21日の研究会に参加。

前日の飛行機で、一路米子へ・・・のはずだった。

昨晩の疲れで、搭乗してシートベルトを締めて、すぐうつらうつら・・・・目が覚めて、窓の外を見ると雨。
「おや、米子は雨なのね」と思いきや、機内アナウンスで、「羽田上空はカミナリ雲で風も強く、飛行機が飛び立てません。もうしばらくお待ちください」というアナウンス。ずっと、このアナウンスを15分おきに繰り返してきたのだという。すっかり予定が狂って、到着後も、ばたばたの日程となった。

収穫は、松江で天然ガスを燃料として走るバスにお目にかかったことぐらい。
天然ガスバス

しかし、きれいな雲に救われた。八雲立つ島根、鳥取は、雲がうつくしい。
出雲の雲

翌日は、午前は中海干拓淡水化事業を、現地視察。
全国で最初にとめた巨大プロジェクト事業である。鳥取・島根にまたがる中海と宍道湖は日本で5番目と6番目に大きな汽水湖(海水と淡水が混じった湖)である。その中海をせき止め、両虎湖を淡水化して水田用の干拓地を作る計画が1963年からスタート。しかし間もなく、コメ余りが加速し、減反政策が始まった。それでも止まらないのが、公共事業。

とにかく過疎に悩む地方にとって、土木という公共事業しか頼りになる産業はない。しかし、農水省が淡水化試行に動き出したころから水質悪化を心配する両県住民や漁民に猛反対運動が展開され、島根大学の研究者たちもバックアップして、水門は、一度も閉められることなく事業は88年に凍結された。
すでに4か所の干拓地は完成していたが、本庄工区(1700ha)は、干拓事業も凍結された。

合計で150万人に反対署名が集まった同事業は、金をつぎ込むための事業であって、実は、目的がなかった。農地1400haを造成しようとしていたが、島根県だけで同時期の10年間で、約6000haの農地が荒廃しているという茶番。

米子では、全国で初めて地方自治条例に基づく直接請求による市民投票条例を作った。1か月で有権者の58.4%にあたる5万5千人を超える署名を集めた。「地方のことは地方が決めるべきだ」という住民の総意だという。
かくて88年7月に日本で初めての直接請求による市民投票条例が制定された。
相変わらず農水省は「淡水化事業をやめたのではない」と言っているが、この条例がある限り、国も無理やり淡水化事業を進めることはできない。

写真は、中海の中にある大根島にかかるへんてこなアーチ型の橋。
国土交通省ならば許可が出ないような橋だが、これは農水省の橋なので,OKなのだという。これって、農道?
橋の上にぼーっと映っているのは心霊写真ではありません。橋の覆いに見学している人たちが映っているのです。橋の向こうに見えるのが、大根島の村落。この橋の下を船が行き交います。
中海アーチ橋


そういえば、石川県の能登島にも、国交省の橋と農水省の橋と二本かかっていたっけ。橋に入り口、出口があるという、けったな橋で有名である。(同じ橋を通って、島に渡り、出てくればいいと思うのだけど・・・)

そして計画がストップした中海にやがてコハクチョウが飛来。今は、ほんとに様々な種類の鳥の楽園となっている。中海は、平成17年に宍道湖とともにラムサール条約湿地登録され、米子水鳥公園で、ちょっと休息、鳥の楽園を堪能させてもらった。中海ラムサール


写真は、コハクチョウの卵。なんだか、愛らしい。
コハクチョウ2



中海では魚がキラキラと跳ねる。大山に雲がかかり、つい見とれる。ここも、雲がきれい。
大山と雲


中海ぼうぜん

研究会のオープンセレモニーで、まず、さんこ節。ドジョウ掬いの原型のような壁塗りの踊り。
さんこ節

ついで、いよいよ、地元、鳥取の元知事の片山総務大臣の講演。
「地方自治と議会」。議会よ、しっかりせい!というメッセージ。いわゆる「光交付金」に言及。これは、またあらためて書く。
片山総務大臣

ついで、福嶋消費者庁長官のお話。「消費者行政から見えてくる地方自治の課題」奇しくも、片山大臣と論点が同じ。(福嶋さんは、米子出身です)
写真は二人の対談。福嶋&片山

以下、明日、続きを書きます。
プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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