2017/05
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袖ヶ浦特別支援学校訪問
袖ヶ浦特別支援学校を視察してきました。

当初,会派での視察を予定していましたが、諸々の事情が重なって、とうとう私一人の視察。トホホ・・・・。

ともかく元気に出かけました。
向こうに見えるのが学校です。
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なんでここへ行きたかったかというと、ここは、特別支援学校でもとりわけ特別のところだからです。

応対をしてくださったのは、小林克彦校長先生、上川和弘教頭先生、能城和寿俊教頭先生。

ここは、名称は袖ヶ浦特別支援学校ですが、場所は誉田町1丁目で、こども病院や県立リハビリセンターに隣接しています。

ここで学ぶ子供たちは、肢体不自由・病弱の子供たちです。
全校生徒は209人。
ただし、入退院の子や、元の学校にもどる子がいたりして、人数は絶えず変わります。

商学部 98人、
中学部 57人、
高等部 54人。
通学区域は、とんでもなく広く、北総エリア、長生地域を除く、ほとんどすべての市町村。(゚o゚;;)

子供たちの出身は、主に千葉市からが 5割。
市原からが 2割。
その他地域からが 3割です。

ここまでエリアが広いと、当然、通えないこどもの寄宿舎もあります。(現在14名)

これは、寄宿舎の女子の部屋(後でちょこっと見せてもらいました。今は、夏休み中で、みな持ち帰っているので、さっぱりしすぎています。
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玄関を入ったところに、お月見のしつらえがありました。寄宿舎指導員の皆さんの心づくしの月見です。
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通学している子は96名。
千葉市からの人数が多い訳は、ここにこども病院や県リハがあるからということで、この近くに引っ越してきた家庭の子も混じっているからだそうです。

渡り廊下でつながっている愛育園(県リハに所属する医療型障害児入所施設)から通っている子どもたちは48人。

写真は、県リハからの渡り廊下。
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写っているのは、小林校長先生。
小林校長先生は、「気をつけ!」の姿勢で、ちょっとお茶目です。

渡り廊下でつながっていると、寄宿舎や園との延長みたいで、
子供たちは、学校へ行くというけじめがつかないんじゃないですか?
とお聞きしたら、

大人はそんな心配をしますが,子どもたちは、しっかり日常の生活空間と学校を区別していて、
学校へ来ることを楽しみにしてくれているんですよ、とのことでした。

朝、子供たちは、待ちきれなくて、ここ渡り廊下のドアの前で、屯(たむろ)してドアが開くのを待っているのだそうです。
「それが、ここです」と教えてもらった場所。

こっちは、総合療育センター(愛育園、児童発達支援センター)への入口の廊下。
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こども病院に入院しながら、ベッドサイドで袖ヶ浦特別支援学校の先生に指導を受けているこどもたちもいます。
また、ベッドから出ることのできる子供たちは、プレイルームで指導を受けます。(合わせて、30人)

教育課程は、A:小・中・高校に準ずる教育課程(小学部20人、中学部12人、高等部10人) 
        B:下学年の各教科を中心とした教育課程
        C:自立活動を主とする教育課程 
に分かれます。

B過程とC過程を合わせた人数は、小学部77人、中学部43人、高等部43人 です。
個人指導の場合は、小児リハの要素が強いカリキュラムとなります。
集団で学ぶ時には、コミュニケーションの取り方、音楽などの授業も多くなります。

ここまで通えない子供に対しては、自宅に訪問して学習支援を行う場合もあります。
(小学部1人、中学部2人、高等部1人。)
近くの誉田小や、誉田中、生浜高校、黎明高校とは、学校間交流も行っています。
(必ずしも十分な回数とは言えませんが、先生方の努力は評価したいところです)

これは、自立支援のための訓練の部屋の、ちょっとお高いマットレスです。
適度な弾力と硬さがあって、使い勝手がいいそうです。
私もちょっと、座ってみました。
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当然隣接機関(県リハ、こども病院)との連携も図られています。
県リハやこども病院へ、学校の地域支援担当者(特別支援コーディネーター)が出向いて、出張教育相談も行っています。

今年9月からは、「通級指導教室」も始めます。
各教科の学習は、小・中学校で行いながら、お子さんのニーズに応じた学習を
「自立活動」として特別支援学校で受けられる仕組みです。
本来は、その子が属する学校へ出向いて指導するのがベストなのですが、
なにせ人手不足です。

当面は、袖ヶ浦特別別支援学校へ来てもらって申請のあったお子さんに対して個別指導を行うそうです。
現在、千葉市で3人のお子さんが、すでに手を挙げているそうです。

市原にも声をかけているそうなので、是非通級指導を受けたい!というお子さんは手を挙げてください。

何とか個別の障害をお持ちのお子さんに、柔軟に対応したい、という校長先生の気持ちが伝わってきました。

困っていることはなんですか?とお尋ねしたら、「校庭が狭いこと」

周辺に拡張しようにも適当な場所がなく、体育祭といっても、保護者の車が入ると、猫の額程の校庭さえも埋まってしまうのだそうです。
「ではどこで体育祭を?」とお聞きしたら、
「体育館で」、とのこと。

車の停まっている後ろのあたりに緑の芝生が見えます。ここが、校庭? う~ん、ほんとに狭い!
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これじゃ、校庭でなく、ただの裏庭です。
いくら県財政が逼迫しているからといって、せめて車椅子でのびのび走れる空間は、大人の責任で確保してあげて欲しいものです。

ご案内くださった皆様、ありがとうございました。
プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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