2017/08
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フェミニスト議員連盟セミナー佐渡
2014全国フェミニスト議員連盟,<サマーセミナーイン佐渡>に参加するために佐渡へ。
お天気も心配されたが、台風は、今回のホスト主催者である荒井真理さんの気迫におされて、何処かへ行ってしまい、無事出かけることができました。

荒井真理さんは、実は、市原青葉台でフェアトレイドのお店のオーナーである荒井章さんの姪御さんだということが一昨日わかりました!

7月10日、集団的自衛権の行使容認に反対する署名活動のために青葉台にでかけ、その後、近くの荒井さんのお店「ブリッジ」に、小沢さん、桑田さんといっしょに立ち寄りました。(台風前の強い風)
ブリッジ
雑談の中で、荒井さんが、「実はね。僕には佐渡に市議会議員をしている姪っ子がいるんだ。」
「あれ?明後日から私、佐渡へ視察に行くの。なんという市議会議員?会えるかもね」
「荒井真理っていうんだ」

びっくり(°д°)
シンクロニシティ!(共時性:「出来すぎた偶然」と異訳してしまえば、ユングに怒られそうですが、)

そこで佐渡へ行ったら真理さんに見てもらおうと思って記念写真を一枚、パチリ!
荒井さん

新潟へ、そしてジェットフォイルという高速フェリーで一路佐渡へ。
佐渡島開発総合センターでセミナー開始。
開会挨拶。
フェミ議開会

セミナートップは、「持続可能な地域と社会」と題し
社団法人「佐渡生きもの語り研究所」理事長の仲川純子さん。

佐渡といえば、トキ(朱鷺)
学名;ニッポニアニッポン、ペリカン目トキ科。

(以下かいつまんで)
江戸時代には、珍しい鳥ではなかったが、明治になって乱獲され、激減。
大正・.昭和には、希少種となり、トキを守ろうという運動が始まった。
しかし、佐渡でも資材不足で木を伐採。農薬を使ったりして、圃場整備が進み、田んぼと水路が分断され、トキのエサとなる生き物が激減。
人間活動の縮小により、化石燃料を使うようになって、耕作放棄地が増え、さらにトキにとって厳しい環境となる。

1967年からは、捕獲して保護して人工繁殖しようとした。
保護センターでの繁殖だけとなったが、1995年最後の一羽のミドリが死亡し、ついに日本での繁殖はできなくなった。

1999年、中国からヨウヨウ・ヤンヤンの番が贈呈され、ユウユウが誕生。
ようやく、トキの人工繁殖ができるようになり、ケージの中で、放鳥しつつ繁殖.。

ケージから、徐々に野生に慣らしていく野生復帰も進めている。

現在は日本国内飼育数羽219(うち野生個体数羽135羽)
野生復帰の鍵は、エサである。

トキのいる村というのは、象徴的に多様な生態系のある田んぼがある、ということとイコール。
田んぼでは、米と一緒に生きものも育っている。
佐渡では、子どもも一緒に生きもの調査を実施している。
生命に目を向ける仕組みを育てたい。

持続できること。地元に根ざした取り組みにすること。
トキだけでなく、他にも適応する普遍性を持っていること。

そこで、田んぼで見つけた生きものについて語る企画が生まれ、「佐渡生きもの語り」の誕生につながったとのこと。

セミナー2は、
江口昌樹敬和学園大学講師による旧ユーゴ紛争から東アジアの対立と平和を考える講義。

紛争後、コソボでは、「コソボ女性ネットワーク」という女性NGOが誕生し、活発な活動を行っている。コソボに暮らす」あらゆる民族の女性の共通政策を実現しつつある。が誕生し、クロアチアでは、女性議員を51%にしようというバッチがあり、現に政治への女性参画は、進んでいるという。

コソボでは、2008年独立を宣言してから、憲法が、市民の検討委員会の議論を経て作られた。この市民委員会は、男女比、民族比、同性愛者などに配慮。女性NGOも憲法制定の議論に参画した。

女性の女性のジェンダー格差指数は、世界136カ国中105位。クロアチアは49位だという。
スロベニア、セルビアも50位以内に入っている。なぜ、日本だけ、こんなにいまだに男女格差があるのか、不思議です。

次の統一地方選は、もっと、もっと女性を出していこう!

セミナー3 は、女性が語る原発問題。
命・原発を考える新潟女性の会の桑原三恵さん。
三恵さんは、巻町の原発反対運動あがどのように行われたか、柏崎刈羽原発に反対する運動はどのようにおこなわれてきたか、等、明快な口ぶりで、しっかり語ってくださった。

休憩後、朝倉安都子さん(NPO法人女のスペース・にいがた代表)の報告。
DV被害に苦しむ女性たちのためにの、やわらかな戦いのお話に心を打たれた。

その後、参加者一同のパネルデスカッション。
最後、ちゃっかりと荒井さんとツーショットを撮らせていただきました。
と1荒井さん

********
翌日は、フィールド・トリップ。
まずは、佐渡中央部に広がる国中平野の青田脇の江(こう)を見学。
びっしりと田螺(タニシ)!わ~懐かしい!
江1
江を指差す私
タニシのアップ
田螺

田んぼの1辺(せまい方)に、あえて苗を植えない、30cm~50cm幅の江(こう)を作る。
そこに、タンシや、土壌、カエルなど豊かな生きものが生息し、それがトキの餌になるのだという。

現在、佐渡では、生き物を育む農法を推進しています。
農薬を半分に減らす減々対策をするほかに、
1)水田や水路に江こう)を設置すること。
2)冬水田んぼ(冬季湛水)を実施すること。
3)魚道の設置
4)ビオトープの設置
こうした条件のうちのいくつかと、生き物調査をしていること、栽培者が、エコファーマーの認定を受けていること、などをクリアーして佐渡の「認証米」となります。

認定農地は現在、全体の20%ほどとのこと。

はじめは、「なんでトキなんかのために」農薬を減らしたり、冬季湛水をしたり、江をつくったり、なんてするんだい、と嫌がった農家が、自分の田んぼにトキが来ると、とても感動して、興奮して語るようになり協力的な人に変身するのだそうです。農業の誇りが、トキに認証された気持ちになるのかもしれません。

そんな熱い農家と市民の取り組みによって、佐渡は、日本で、初めて世界農業遺産に認定されました。
(ちなみに、わがふるさと能登は2番目に認定されました。)

その後、トキの飼育をしているトキの森公園を訪問。

館内の剥製の前で。
トキ博物館

おもったよりたくさんのトキが、ケージ中にいて、びっくり。
toki.jpg
でも、男女7歳にして席を同じゅうせず、男子寮、女子寮は、厳しくケージで分けられている。
気の毒に・・・。心なしか、不満げにうつむくトキたち。
トキアップ

野生に戻そうとして放ったとき、オスは、その辺にいたはずなのに島外へ行ってしまったという話。
(後で戻ってきたそうですが・・)
「いや~、トキだって好き好きがあるのよ。きっと好みのタイプがいなかったのよ!」
と、一同、,わいわいとトキのメスに成り代わって盛り上がりました。

その後、無農薬・無化学肥料の田んぼを訪問して佐々木邦基さんからお話を聞く。
説明する佐々木さん
神妙に話を聞く面々
わいわい見学

熱い思いを語っていただいている最中、なんとカラスのような鳴き声。
もしかして、トキ!? どきどき!
ピンポーン!
うわ~!!! トキが、空を飛来していきました。
「もしかして戻ってくるかも」と言ってたら・・・・なんと、ほんとにトキが戻ってきました。今度は、もっと低く飛んで、鴇色の羽根の色までくっきり見えました!!大興奮!

佐々木さんが、「こんなに大勢の人を案内している時に、2度もトキを見るのは初めてです。」と話していたら、
なんと、出血大サービスでもう一度、トキが飛来!
この空をトキが飛んだのです。(写真は撮れなかった!・・・でも確かに飛んだのです・・・)
この空ヲトキが

今回の旅、二度目の大感動です。
(幸せ!)(((o(*゚▽゚*)o)))

おまけは、トンボがいる田んぼのそばの草むらです。
よ~く見るとトンボがいます。
トンボ見える

******
午後は、佐渡ジオパークへ。
案内は、荒井真理さん!
この人、何者?と思うほど、地学に詳しく、身振り手振りの名ガイド。
3億年前の大地、日本海3000万年前からの歴史、佐渡島300万年前からの歴史、見てきたように語ります。
玄武岩って、なんてチャーミング!(これは私の私見)
佐渡って,太古の地層まで、奥深い!などなど、盛り上がります。

かなり雨も降ってきたけど、
佐渡の北端、大野亀というところに到着。
2014071323055214b.jpg

ここでひろみさん一言。
「私は亀を飼っています。なぜ、私(大野)の亀の名前がここで出てくるのでしょう」
と、ガイドをしてくれている真理さんに質問。車中は、大爆笑となりました。
私も大野の亀の前で写真。
実は、「亀」はもとは、カムイ=神だったかも・・・という話を真理さんがあとでしてくれました。

実り多いツアーとなりました。千葉県だって、銚子はジオパークに認定されています。
私は、県議会で見学会があった時、行事が重なって行けなかったのですが、今度こそ、銚子のジオパークにも行ってみたいです。
市原には、田渕と言う所で、かつて地軸がかわったポイントが、地表に出ています。
なんとか、ジオパークに登録できないか、と地元では盛り上がっています。
(これが、私の頭では、何度聞いても、よくわからない。でも、たいへんなことらしいのです。)

佐渡が大好きになりました。
真理さん、役員の皆さん、ありがとうございました。
持続可能な農業のこと、原発のこと、女性のかかえる問題のこと、ジオパークのこと、・・・盛りだくさん、てんこ盛りの視察でした。

あと、蛇足ですが、個人的に気になった景観がありました。
それは、旅館「吉田屋」さんに至る街並み。
隣の家とくっついて
隣あった家々がくっついているのです。つまり、外壁を共有。どういう文化的背景があって、こうなったのか、聞きたいところです。玄関先で、植木の手入れをしておられた方に聞くと、
「私もよそからお嫁に来たので、よくわからないけど、はじめはびっくりしました」「建て替えの時など、大変ですよね」
とのこと。
そばによってアップにします。
くっつく家アップ
ね?ホントにくっついているでしょ?

北前船で賑わったころの名残か、金山で賑わった頃の名残か・・・何れにしても気になります。
また調べる楽しみが増えました。

さ~て、今後、千葉県議会で、この経験を、どう活かしていくか・・・・頑張ります。
プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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