2017/05
≪04  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31   06≫
鋸南町の住民パワー炸裂
3月11日
議会初日。副議長が体調不良とのことで辞任されたので、副議長選挙が行われ山口昇議員が、副議長に就任。
(実は、山口さんのお子さんはかつて市原市の光の子幼稚園に通園しておられたご縁で、私たちには共通の友人がいます。
同氏は、とても穏やかな人柄の方です。)

また、この日は12時から、鋸南町の皆さんが県庁前で、汚染土壌処分場建設反対の集会を開きました。
鋸南開発デモ
道路の反対側にもたくさんの方々が、ハチマキ姿で立っています。
大型バス3台で乗り合わせて総勢300人!
この日来ることのできなかった町民も、8割~9割の方々が反対の意志を表明しています。

この計画は、採石場跡地で大穴があいたところに、汚染土壌を持ち込もうというもの。
本来、採石法でしっかり採石後の後始末まですべきなのに、そのまま放置。
大穴が空いて、現地は、荒みきった光景が広がっています。

その荒れた窪地に、今度は、土壌汚染対策法を根拠法として、「汚染土壌処分場」を造ろうという計画です。
採石法に基づいてしっかり後始末まで出来なかった業者が、
別の法律で、はじめから「汚染」と銘打った土壌を持ち込もうというのですから、むちゃくちゃです。

しかも、行政が、完全に業者に組みして、でっち上げに近い区長の同意書を盾に、事前協議は終了したと主張。
平成26年1月17日に事前協議終了の通知を出しました。
町長は怒って受け取りを拒否。すると、書類は送りつけてきたそうです。

区長が勝手に同意したことに驚いた住民は、区長を解任。(1月25日)
今は別の人が区長となっています。

これほど住民が反対しているのですから、新しい区長の意向が優先されるはず、と思うのですが、
県は、相変わらず、前区長の同意書を後生大事に抱え、正式文書としています。
そして、施設建設は、始まってしまいました。

こうした施設を設置する際には、二つのことが審査されます。
(1 ) 施設基準を満たしているかどうか。
(2 ) 申請者の能力つまり、実際にできた施設が本当に基準を満たしているか。
    また、資金および運営の能力が基準を満たしているか。

あほらしいことに、事前協議の段階では、(1)だけを問題とします。
もっともらしく上手に作文できていれば、それでOKです。

その後、業者は施設を造り、作った施設を見て、県は、(2)の審査をします。
その時になって、業者に十分な資金力があるかどうかをチェックするのだそうです。

これまで、どこでも、処分場には様々なトラブルがつきものでした。
万全の対策を取ったつもりでも、汚染水が漏れたりしました。
アラックスやその他の施設では、膨大な費用を投じて対策を講じています。

そんな資金力が、果たして、この業者にあるのでしょうか?
施設を建設してから「あんたには、資金力がないからダメ」というのでは、業者だって気の毒です。

それとも、そんな事態に備えて、どこか応援してくれる大手の業者が、実は内々に決まっているの?
そうであれば、どんな業者が支えるの?・・・・考えたくないけど、うさんくさい・・・・すでに出来レース?

お役所のルールに従って、県庁職員は、300人の鋸南町民の声より、たった一枚の無効同然の同意書の方を大事にします。

背後で家が火事になって焼け死にそうな人がいても、「私の仕事は、この書類にハンコ押すことだから」と言って、あえて振り返ることをしないブラックジョークのような光景です。

鋸南町の汚染土壌処分場計画の担当課は「水質保全課」です。
いっそ、「ペーパー保全課」に改名しちゃえばいいのに!

漁協の方々が、川上の土壌を大切にしなければ、漁業はできない、風評被害も心配だ!と主張。
農家の土地改良区の方々は、汚れた土の上で作った農産品は売れない、自分たちの代で、土を汚すわけには行かない、と主張。
鋸南の子供たちの未来と健康を守ることを目指すお母さん達のパワーは、炸裂。
「森田知事!出て来なさい!出てきて話を聞いて!」

私を含む県議4人も参加して、マイクで順に発言しました。

その後、中央公園まで、行儀よく、デモとシュプレヒコール。
延々と続くおじさんやおばさんの隊列に、道行く人たちもびっくり。
ほんとにみんなにわかってほしい。この計画を、止めて欲しい。

金曜日の夜は、千葉県弁護士会館で、「指定廃棄物を考える住民連絡会」
そして、今日は、「指定廃棄物を考える市原市民の会」の準備会がありました。

鋸南町の問題は、決して他人事ではありません。市原にだって、山砂採取の跡地で大穴が空いています。
そこに万一、放射性廃棄物の最終処分場が造られたら・・・と思うと、気持ちがざわざわします。
一緒に考えていきましょう。

プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ