2017/10
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社会福祉協議会の顕彰式
今日は、2月議会の代表者会議(私が委員です)

続いて、議会運営委員会(小宮さんの代理)で出席しました。

市原からは、県庁まで車もスムーズに動くのですが、

県内でも、雪の深いところ、そうでもないところがあって、大変なところから通ってくる議員は大変です。
お疲れ様です。

午後1時から、市原市民会館で社会福祉協議会の顕彰式がありました。
来賓として、参加。

顕彰式自体は、3年ごとに行っているそうですが、今年は50周年ということで、
記念誌の配布もありました。
(手作りの、いい感じの冊子です)

その後、記念講演として「市民参加のまちづくり」というテーマで、大橋謙策氏(日本社会事業大学大学院特任教授)による講演がありました。
大橋謙策氏

深谷会長や、平野事務局長ご推奨の講師のお話ならば、きっと内容の濃いお話が聞けるだろうということで、そのまま出席させていただきました。

想像以上に充実したお話でした。

戦後、イギリス型の「ゆりかごから墓場まで」といういうスタイルの何でもかんでも行政(国)に依存する福祉国家像を築こうとしたことは誤りであった。
イギリスは、福祉において「国家責任」と「家族への期待」を柱とした福祉国家。

その制度を取り入れ、日本では、男は外で仕事、女は家事・育児というスタイルを築いた。
第三号被保険者(妻が保険料を払わず、社会に依存する仕組み)制度はその典型。

1990年福井県で福祉サミットが開かれた。
前列に並ぶ役職についていたのは、全て、男性。

あなたが寝たきりになったら、だれに面倒を見てもらいたいですか?と質問。
ほぼ全員が、「妻」と答えた。

次に、あなたは、何歳頃、寝たきりになると思いますか?と質問。
85歳ころ、という回答。

ではその時、奥さんの年齢は、82~3歳ではないですか?
そんな年齢の奥さんに介護ができますか?と問いかける。

ここでやっと、男性の間で現実の大変さがわかってくる。(ホントにわかったかな?)

ちなみに、女性は、寝たきりになった時、夫をあてにする人はほとんどいない。

「福祉」と一口に言うけど、実は2種類あって、
所得保障としての国家責任の分野・・・年金・医療・介護保険等
と、
地域で自立生活支援を行う対人援助を行う地方自治体の責任  がある。

つまり、年金、国保、各種制度の管理や配分は、国及び都道府県の役割。
また、施設に入ってしまえば、どこでも、同じサービスを供給することは可能。

しかし在宅福祉を進めようとすると全国一律ではいかない。

地域のことが分かっている基礎自治体(市町村)の役割となる。

雪国では、土地はたくさんあるのに、駅前のマンションに入居する高齢者がやたら多い。
雪国では、雪かきができなければ住めないから。

いずれはこどもの世話になる、と答える人も、実は子供は近くに住んでおらず、
いつしか、空家が増えていく。

雪国では、空家条例が各地で誕生する事態となっている。
(千葉県だって最近は、増えてきた)

政府の方針でも、在宅福祉を進めるのは、地方自治体の役割、と言うことがはっきりしてきた。

今後は、市内のサービス事業者がどんなサービスを行っているか、チェックするのは、市長の責務となる。

大丈夫ですか?市原の市長さん?

香川県の人口11万人のある市の事例。

市内11箇所ある社会福祉法人の監査を市が行うことになった。

しかし、2~3年ごとに様々な課に回されてきた行政マンには、福祉現場が適切に管理されているかどうかの監査などできず、公認会計士に頼むことにした。

でも公認会計士だって、お金の管理は出来ても、福祉現場が適切に運営されているかどうかのチェックはできなかった。

・・・・さて、どうしましょう?(人口28万人の市原市ではどうですか?)

2008年以降、厚労省では「地域における新たな支え合いを求めて~住民と行政の新しい福祉」という潮流が生まれている。

社会福祉法人だって、地域貢献をしなければ、これまでと違って税金を払う義務が生じてくる時代になる。

自治体も地域貢献を求められるようになっている。
東京、神奈川、大阪、その他、あちこちで必死で地域貢献のスタイルを探っている。

(千葉県は、どうかな?まだ、聞いていません)

新たな支え合い、コミュニティ・ソーシャル・ネットワークには、4つの機能が大事。

1)情緒的支援
  喜び、悲しみを共有・共感すること。

2)人として評価されること
  誰かが、評価してくれないと、人は生きていけない。

3)役割があること
  家族や地域で役割があること。
  日々の仕事がないと家の中でも居場所がないことになる。
  (秋田県で自殺する高齢者は家族同居のケースが多い)

4)情報のサポートがあること
  自治体加入率が30%を切った。新聞高倍率も30%を切っている。
  町会の回覧では、間に合わず、新聞折込もダメ。
  そこで市の広報を伝えるため、全戸配布をしなければならない事態となっている。

時代が変わったことを、しっかり認識しなければならない。

都会では大丈夫?
いいえ。

目黒区で65歳以上の高齢者で、3日間1~2言以下しか誰かとはなさない人が、2%もいた。
たった2%と思ってはいけない。目黒区ならは、1100人になる。

農村や、漁村なら、地域とのつながりがあるだろう。
いいえ。

稲作文化というのは、土着性、共同性が前提となっている。
農作業や道普請という「生産」と「生活」が一緒だったから、否応なしに、となり同士の付き合いがあった。

漁村も同じ。

しかし、今は、「生産」で繋がっていないので、孤立していることは、都会も田舎も同じ。

市町村では単位が大きすぎるから、例えば市原ならば「小規模福祉ネットワーク」として、地域の顔が見える単位で「自立支援」をサポートする必要がある。

フランスは自由・平等・博愛を革命の旗じるしとした。
自らの「自由と平等」を守るために、「博愛」が説かれた。

日本には、他者のためにお金を使う寄付の文化がない。
(身内の付き合いを大事にする冠婚葬祭の儀礼には、あんなにお金を使うのに・・・)

けちくさい(※ここは、私の注)道徳ではなく、広く社会に貢献する博愛を説いている。
その博愛こそが、本来のボランティア、福祉の理念。


大橋先生は、補聴器の普及活動もしている。
聞こえないために、地域や家族から、阻害されていると感じているお年寄りが多いことに気づいてほしい、とのお話にも、共感した。


盛りだくさんで、書ききれません。

ありがとうございました。

関係ないけど、10日~11日にかけて、山形の雪の銀山温泉に行ってきました。その写真です。
銀山温泉

台湾と香港からの旅行者が来ていました。団体さんもどっさり。
外国からの観光客誘致に力を入れている様子が伝わってきます。

気温は、山形の方が、今の千葉より暖かいような・・・。

どういうこと?
プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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