2017/08
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肉は?米は?野菜は?
7月22日 県農林水産部安全農業推進課に対して、聞き取りを行った。

早場米の産地である千葉県にとって、8月に入ればさっそくお米が放射能汚染されていないか、が農家にとっても、消費者にとっても、気になるところ。

先日来、問題になっている肉牛のセシウム汚染。県では、ゲルマニウム検査法で検査を行っているが、これは、肉10キロを1検体として、最大で週25検体しか検査できない。
県内畜産農家は353戸あり、その全戸で、検査する、ということだが、これではすべての農家の牛を検査するのに約15週。3か月以上かかることになる。
おまけに、今後は収穫の秋。4月に行った県内10か所の土壌サンプリング調査では、山武、香取、成田で100ベクレルを超える高いセシウム土壌汚染が、発表されている。
しかし、県内10ポイントの調査だけでは不十分ということで、遅ればせながら、さらに20地点の土壌調査をすることになった。ここで、市原市も含まれることになった。(これは国の農林水産省が実施主体)
サンプル採取は7月4~13日。結果は8月末に公表される。

しかし、県のゲルマニウム検査機器も、牛肉だけに占領されては、ほかの食品・農産物の検査ができない。

肉は、いよいよとなったら食べなくても、なんとかなる。しかし、お米は主食。食べないわけにはいかない。おまけに、千葉県は、くどいけど早場米の産地。結果が出るのが、8月末では間に合わない。

聞き取りをした段階では、県は、検査しないうちは出荷しない、とのことだが、では、刈り入れした玄米は倉庫に積み上げておくのだろうか?それも非現実的な話。

ゲルマニウム検査法以外で、もっと簡便な検査はできないのか、と聞いたところ、簡易なスクリーニング検査ができる国の予算のめどが立っているという。
消費・安全対策交付金(平成23年5月27日に改定されて、今回の内容になった)

①250万円~300万円程度の機器+②およびその事業費(検体を農家から買う、研修、その他の諸経費)①②全体に対してその1/2が国の補助となる。

県は、市町村に対して交付金ができたことを、すでに文書で通知済みとのこと。

(あくまでスクリーニング手法は市町村が独自で行うもので、県が行うゲルマニウム検査法のみが、出荷停止などの措置を行うことができる。ただし、基準値を超える値が出た場合、市町村から、正式に測定してほしいとの依頼があれば、県も対応する。)
農産物・土壌調査目的の交付金なので、目的外の使用はできない。

では、県内の市町村で、機器購入に、どこが手を挙げているのか。
東葛6市(松戸、野田、柏、流山、我孫子、鎌ヶ谷、)、市川、船橋、白井、印西の各市。

あれあれ?市原が入っていない。実は、農業の盛んな市原は当然手を挙げていると思って電話してその内容を聞こうとしたら、「市原は手を挙げていません」と、きっぱり。

どうして?

いわく、機器は、精度が高いものでなく、単に値が高い、低いで出るだけ。その程度で、出荷停止はできないし、農家に風評被害?を与えても補償の仕組みがない。国が補償の仕組みを打ち出さない以上、市原では、現段階では、機器は買わない。とのこと。

だって、早場米でしょう?
8月初旬にはもう稲刈りでしょう?
梨もイチジクも、収穫時期でしょう?

お米は、検査しなければ、出荷しない、と県も言ってる。
市原の梨が、「検査もしていない」ということで、風評被害で買いたたかれたらどうするの?
市川、松戸、柏、鎌ヶ谷は、梨も検査対象とするって、申請時に書いているのに・・・。
プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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