2017/10
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滋賀県流域政策&工業技術総合センター
滋賀県に行ってきました。県庁前での写真です。
滋賀県庁前
すばらしい歴史的建造物です。
中は、ちょっと古い印象ですが、耐震補強は済んでいるそうです。

滋賀県は「流域治水の推進に関する条例」をこの9月県議会に上程することになっています。
(今は、そのため、議会の各会派への説明におわれている時期で、申し訳ありません。)

比較的、自然災害に見舞われることに少ない滋賀県ですが、
それでも昭和34年の伊勢湾台風では大きな被害が出ました。

近いところでは、平成13年に、彦根市平田で76ミリ/時間の豪雨で床上冠水。
平成20年には長浜市元町で84ミリ/時間の豪雨。

近年、各地で凄まじい豪雨が頻発し、とりわけ今年は、連日記録破りの豪雨被害が続いています。

そんな豪雨被害に対する流域治水対策に、滋賀県では2006年から取り組んできました。
説明してくださったのは、流域治水政策室辻光浩主幹。
滋賀県辻さん

滋賀県嘉田知事は、「ダムだけに頼らない治水」を目指しています。
(けっして「ダムに頼らない治水」と言っておられるわけではありません。)
従来の河川課だけの対策は、河川内の対策(浚渫や河道整備)が中心です。

しかし、本気で豪雨被害対策をしようとすれば、
そのほかに、
「溜める」・・・調整池、森林土壌、水田、溜池、グラウンドなどにためる対策。
「とどめる」・・・輪中堤、二線堤、水害防備林、土地利用規制、耐水化建築、霞堤(かすみてい)などの対策。

「霞堤(かすみてい)」とは,洪水時に開口部から逆流させ、水の勢いを緩めるための堤防です。
古くは、武田信玄が、釜無川(山梨県)に設けたのが有名です。
確か、アフガニスタンで、中村哲さんも、この手法を応用していたような気がします。

そして最後に
「そなえる」・・・水害履歴の調査・公表、防災教育、防災訓練、防災情報の発信、などの対策

これが全て揃わないと、本気で住民の命と暮らしは守れません。

滋賀県では、3・11以前の2007年から、知事を本部長として治水対策の検討委員会を開き、行政部会、住民会議、学識者会議で繰り返し検討し、「基本方針」を策定しました。

行政部会のなかの市町との話し合いで出てきた意見は「①いざという時、現場は何をして良いかわからない。②避難勧告を出しても具体的にどこまでやっていいのかわからない」「③職員が不足している」ということだったそうです。

そこで、県では、市町と一緒に計画を作ることにしました。その結果、市町の方でも、具体的に行うべきことが見えてきたので喜ばれたそうです。

流域地域の基礎情報を徹底して調査し、その情報を惜しげもなく出したことも、地域の住民が自ら自らの命と地域をまもる意識をたかめる結果になりました。

とかく、情報を出すと「いたずらに住民の不安を煽る」ということで、情報を出し渋ることがありますが、それはマイナスだと言うことが、聞き取りでさらによくわかりました。

ここでは書ききれませんが、
辻さんには、とにかくたくさんのことを話していただきました。

生き生きとハギレのいい関西弁での説明、ありがとうごいました。

議会事務局と辻さんに、お礼を言って辞する時、

庁内にあった不思議な作品に目が止まりました。
心惹かれる作品は障害者が作成したもので、タイトルは「サボテンのこども」
こどもサボテンの

また、一階入ってすぐの場所に、「身の回りの放射能」という展示もありました。
嘉田知事の心意気が伝わる空間です。
ほうしゃ能滋賀

県民情報室も一階にありました。
一階情報資料室
県民に開かれた県政のシンボルのように見えます。

すべてを聴き終えて、夕方三井寺のあたりを散策していた時に見かけた大津絵民芸房です。
古びた建物ですが、いい感じです。
大津絵民芸房

これが大津絵です。
見たことがある人も多いのでは?
大津絵ポスター
でも大津絵の本場のはずの大津の駅を降りても、あまり看板等で見かけません。

地元では、それほど、大津絵を高く評価していないのでしょうか?気になります。

翌日は、移動して草津市にある工業技術総合センターで、商工観光労働部地域エネルギー振興室の冨家(ふけ)信次さんから再生可能エネルギー新光戦略プランの概要説明を伺い、
センターの山中さんから同センターで取り組んでいる「電池産業支援拠点形成事業」についての概要を伺いました。
工業技術総合センター前にて

お話の中で、特に印象に残ったのは、

太陽光発電は、全国的にはメガソーラーが多いのに、滋賀ではメガ以外のソーラーが多いこと。

2030年までの最エネ導入目標を2010年の現在値の19.3倍、電源のうち分散型電源を25%にまでに引き上げる目標を立てていること。
さらには、平成29年度までの目標(目指す姿)が明確なこと、などです。

また、市民共同発電を全国に先駆けて平成9年からスタートして、これまでにすでに19団体が参画していることも驚きでした。
さすが滋賀県!
滋賀県では、琵琶湖の浄化に取り組んできた経過があり、環境関係の市民運動が盛んです。

エネルギー自治は、環境自治や福祉自治の土壌から生まれる、と行政が認識していることも驚きです。

県はどんな支援をしているのですか?という質問に対して、
「すでに自立して活動している市民は、いまさら補助金をほしがらない。実際のところ、行政はこのことに対して、何もしていない、としか言えません」という謙虚な話も新鮮でした。

県工業技術総合センターでは、電池産業支援は、電池産業にたずさわる中小企業が生産販売につながるように、おもに「評価」に特化して行っています。

県内外の中小業者から、年間7000件の相談や評価依頼があるそうです。
着実、堅実な仕事が事業者から評価されているのだと思います。

お話をしてくださった山中さんとエントランスの事業案内看板の前での写真です。
工業技術総合センター山中さんと

さて視察は、ここまでですが、その後、時間があったので、長浜まで足を伸ばし、まちづくりで有名な「黒壁」スクエアを見学してきました。
あまりに素晴らしく、ここだけで、ブログを書きたいところですが、疲れたので写真のみ。
長浜駅改札長浜改札
長浜駅コンコース。木の天井が美しい。
長浜駅
いよいよ黒壁のメイン通り入口。期待に胸膨らむ。
長浜期待に胸膨らむ
更に近づいて、大手門通りの見上げる看板。
2長浜大手門通り
これが噂の黒壁ガラス館(全ての発端となった1号館)
2黒壁ガラス館
何が何やら、次々素敵な建物。
1黒壁
DSCN0570.jpg
ちょっとした狭隘な路地の手入れされた緑がのぞく。風鈴の音色が心地よい。
狭い通路の緑
すばらしい絵がかけてあり、足が止まります。
黒壁アートのお店
こども歌舞伎館子供歌舞伎館
さらに近づいて。
子供歌舞伎館アップ

川にかかる橋と柳や軒を接する家々。見とれます。
大手橋長浜
橋からの眺め2
橋からの眺め

ちょっと疲れて、立ち寄ったカフェで一服。麸の生菓子(ちまき)とお抹茶。
抹茶と麩菓子

駆け足で回りましたが、まだまだ見たいところがありました。

まちづくりについても、関わってこられた方から直接お聞きしたい、と想いを残して、米原から新幹線に乗り、帰りました。



プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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