2017/08
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コンビナート防災訓練
8月23日
「千葉県石油コンビナート等防災訓練」が、東電姉崎火力発電所において行われました。

千葉県にとっても、市原にとっても、産業の大きな部分をコンビナート企業群が占めており、
たくさんの給油タンクやガスタンクが並んでいて、一旦事故があれば、周辺自治体にとっても取り返しのつかない大変なことになります。

だからこそ、事故被害を最小限に食い止めるための防災訓練です。

でも、訓練の被害想定は、千葉県東方沖を震源とするM6.8、市原市の震度は5強という想定です。
301屋外タンク付属配管が破裂し、原油が防油提内に漏えいして火災、という想定です。

想定をせめて6強にしなければ意味がないのでは?それに、タンク爆発なども視野に入れるべきなのに、
タンクの上で、負傷者が出た、というだけでは、そんな訓練だけでいいのかな、と思ってしまいます。
火のマークが火災の印DSCN0495.jpg
泡放水車から放水
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途中、雷がなって、いきなりの雨。

仕方ないので、テントの中で、椅子を反転して見学することになりました。

そのため、海上訓練は、音声のみで、遠くから見るだけで残念ながらよくわかりませんでした。

オレンジに見える機材は、海上に流出したオイルを囲いこむオイル・フェンスを巻きつけてある機材です。
その手前に、オイルフェンスを張り巡らす船舶が見えます。
oiru.jpg

これは放水拡散訓練です。
薄い油膜の海上浮遊油を放水および航走により分散させ、蒸発促進を目的に、巡視艇により放水拡散を実施します。

どんどん泡が出てきて、あれよあれよと、あわててシャッターを切ったので、泡で巡視艇がよく見えません。
情けない写真です。
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海中転落者救助は、水上警察の警備艇「まき」が担いました。
遠くてよく見えないのですが、以前乗せてもらった水上警察艇だと思うと、ちょっと嬉しい。


かくて防災訓練は終わりました。

しかし、ほんとに気になるのは以下のようなことです。

震度が6以上になったら、周辺機器はメタメタに破損するのでは?

破損してタンクが爆発したら、類焼をどう食い止めるの?

3・11のタンク爆発の時には、16号線が渋滞して、泡放水車が現場へたどり着けませんでした。
(結果的に泡放水車は必要ない、と判断されました。)
今回は、その交通路が遮断された場合の訓練は、検討されたの?

周辺住民の安全確保の訓練は?

ほんとに東京湾内で、
深刻な津波想定の訓練はしなくていいの?

余震による津波被害の有無の確認はしたけど、「被害はない」という報告で、終わり。

液状化は発生したが、通行不能になったので、迂回ルートの検討をした、というだけ。

液状化でほんとに怖いのは、タンク周辺機器が破砕することではないかと思うのだけど、
その想定での訓練は、ありませんでした。

仮に4M高の津波が来たら、土のう訓練は意味があるの?
まず、働いている人たちが、逃げることが先じゃないの?

原発と同様、あって欲しくない甚大被害は起こらない、という想定で訓練がなされるのでしょうか?

などなど、気になること満載のまま訓練が終わって、ちょっと消化不良の気分です。
プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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