2017/05
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柏市における在宅医療推進システム
7月22日(月)
柏駅に9時半に集合して、小宮さんの車で豊四季台団地に向かい、会派で視察しました。
豊四季台団地の集会場入口

県の予算に、2億9千万円(基金)の在宅医療推進寄付プロジェクト(東京大学高齢社会総合研究機構による)
というものがあるけど、よくわからない。

その事業内容は?
県の説明資料では、高齢化の進んだ柏市豊四季台団地(昭和39年~)をモデルフィールドとして
在宅医療、・ケアを担う人材の育成、研修などを行う、とあります。

やはりよくわかりません。

というわけでの、視察です。
対応してくださったのは、柏市の福祉政策課の松本直樹室長。
随分お若い室長さんで、びっくりです。

豊四季団地は約50年が経過し、建て替えも進んでいますが、高齢化し65歳以上の住民が40%を超えています。
戦後、華々しく誕生し若い世帯で賑わった住宅団地は、どこも一気に高齢化するという都市部ならではの悩みを抱えています。

(あまり人気のないショッピング通り)
ショッピング通り

団地内の豊四季診療所
豊四季台診療所

これからの時代、高齢者がすべて病院で最期を迎えるというのは不可能です。
またアンケートを取ると、60%の方が自宅で最期を迎えたい、とのぞんでいます。

そこで、柏キャンパスのある東大と柏市、URが、2010年に協定を結び、
団地をモデルとして在宅医療と生きがい就労のあり方を研究してきました。

柏市では、医療関係者に集まってもらい、自由に意見交換やワークショップを行い、どうすれば、安心して在宅医療へ移行できるかを話し合ってきました。

そこで顔の見える関係を培ってもらい、徐々に地域医療の風通しを良くしてきました。

その結果、今や、主治医ー副主治医ー他職種共同モデルを立ち上げ、地域のかかりつけ医であるお医者さんにも協力してもらって在宅医療の負担を軽減するシステムを作ってきました。

こんな身近なところで、在宅医療の取り組みがあることに驚きます。
北海道、長野、柏市の学びが結びつきます。

今、柏市では、医師会館を建て替え中です。(写真)
医師会館建て替え
その会館内に市の福祉政策課も入る予定です。

行政と医師会がしっかりタッグマッチを組めば、在宅医療の仕組みが進展しそうです。

もう一つが、「生きがい就労事業です。
6月26日の東京新聞に「生きがい就労」という記事が出て、紹介されています。
このカラフルなレンタルBOX(駐車場1台分スペース)が、なんと植物工場です。
植物工場
2植物工場
大和ハウスが開発して東大に寄贈。工場ユニット内で野菜を作ります。

小さな窓から蛍光灯と野菜が見えます。現在は周辺住民4人が関わっているのだそうです。
身近な場所で、多くは稼げないけど、少しだけ働き収入を得る。
そして少しだけ社会貢献することで生きがいにつながる、そんな場所のひとつになるのかもしれません。

他にも、国際経験豊かな人が英語を教えたり、施設で児童や高齢者に簡単なケアをしたり、食堂で、交代して働いたりなど、働く場は広がっています。
今後の課題は、東大の研究モデル事業期間が終わっても地域で、事業が定着すること。
シルバー人材センターとの連携も手探りが必要です。

柏の取り組みに始まった在宅医療と地域での生きがい創造事業は、まだまだ発展しそうです。

可能性に期待大です。
プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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