2017/08
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利根川堤防の見学&学習会
4月22日、利根川流域市民委員会の皆さんのご案内で、利根川堤防の見学ツアーに参加しました。

共産党の塩川議員の計らいで、国交省のお役人の方々も参加です。
まずは、栗橋駅から中型バスに乗り「童謡のふるさとおおとね道の駅」に集合。
ボタンを押すと ♫ 笹のはさらさら~♫ の歌が流れる碑が建っています。

風が冷たい!
朝、6時半に家を出たので、眠い!
おまけに東京までずっと立ちっぱなしで、足がだるい!(上野から先は座れました)
栗橋道の駅

さて、見学コースです。
利根川右岸139km付近。平成13年に漏水が発生した箇所です。
139キロ地点
寒いのでかたまって説明を聞いています。
利根川堤防にて1

漏水したので、現在の堤防をさらに補強し、川側を1:5の勾配をつけ、住宅の方は、1:7の勾配をつける計画とのこと。
そのため、当該地にあたる家屋は移転させられています。
これは、移転後の家の土台。
(まるで、津波被害の跡地みたい・・・)
立ち退き跡

私たちが立っている左手の広々とした草地のさらに向こうにかすかに川が見えます。そこまで全て傾斜をつけて土手にします。土手を伸ばすより鋼矢板を打ち込む方が効率が良さそうですが・・・。
草原の向こうに川

次は、136km地点の見学。
ここは駆け足で見学。もしも決壊したならば最も被害が大きくなるだろうと予測されるところ。
「だから、現在の土手の両側にさらに広々と傾斜をつけて土手を造ります。」というのはお役人の言い分。

しかし、実は、グーグルで上空から見ても、一番土手の幅が有り、決壊しそうにないところです。
「決壊しそうもなくても、決壊するんです!もしも決壊したら!と言ってるだけじゃないですか」という言い分が聞こえてきそうです。
お役人は、表立ってはこんなことは言いませんが・・・。

移転させられる戸数は、半端じゃなく多い。

そして、最後は134km地点の見学です。
カスリーン台風の時、土手が決壊し首都圏にまで氾濫がおよんだところです。

記念碑の前で、一枚写真を撮りました。
オリンピックの聖火のようですが、洪水の波を表しているようです。
碑堤防決壊跡の

「ほら、こんなにすごい洪水だったんですよ」
ほらこんなに洪水が・・

「だから、気合を入れて首都圏氾濫区域堤防強化対策を行うんです。」
無理やり堤防計画かんばん
右手の端の方にみえるフェンスまで土手が伸びる予定です。

スーパー堤防は不評で、この頃あまり聞かなくなった、と思ったら
「新手の理屈と名称で、スーパー堤防よりちょっと小ぶりの堤防をしっかり造っていたのね」と感心するやら、呆れるやら・・。

利根川の全延長は400km。
そのうち、6割(240km)が、氾濫する危険がある危ないところ。

その240kmのうちの70kmに堤防を造るのです。

ふーん(´ー`)

でも、何で右岸ばっかり整備するの?
左岸は決壊したり氾濫したりしないの?

「首都圏氾濫区域堤防強化対策」と言うからには、右岸だって首都圏じゃないの?

240kmが危ないのに、なんで70kmだけ整備するの?
残りの土手は決壊しないの?

そもそも、たまたま漏水したからといって、なんで地下調査もせずに、いきなり手当するの?

本来は、江戸期以前の旧河川の地下水脈や地下水の状況を調査した上で、優先順位をつけて整備するべきじゃないの?

ろくな調査もしないで、いきなり大規模工事に巨費をぶっ込むなんて、どうして?

首都圏堤防強化対策は、平成30年までに1期工事(半分)を終える予定です。
1~2期の70km合計で2700億円の予算。
「不測の事態です」と理由付ければ、予算はいくらでも膨らみます。
まるで、ダム工事みたいです。

午後は、じっくり島津先生、まさのあつこさん、渡辺さんから、利根川堤防工事の奇妙さについてレクチャーを受けました。

つっこみどころ満載、はてなマークで頭がいっぱいになるツアーでした。
帰路も、東京から座れず・・・ぐったり疲れました。
プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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