2017/05
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原発に頼らない社会へ/田中優さん
4~5年前、六ケ所村の再処理工場についての学習会をネットが企画したことがある。その時の、講師が田中優さんだった。パワフルで、説得力のある優さんの話だったが、生涯学習センターは、満席には程遠く、スカスカだった。

「家庭から節電を!何と言っても、冷蔵庫が重要。電源を切れば中の食料は腐る。しかし、買いかえれば、ぐっと省エネになり、それだけでもちまちま消灯して回るより、ずっと夏場のピーク時の節電になる。そして、原発はいらなくなる。一人一人の小さな努力で、脱原発の社会を!」という優さんの呼びかけに、「そうだ!」と単純に納得し、その後、我が家は、冷蔵庫を買い変えた。

お金がなくて、すぐには買い換えられなかったが、ちょっと小金が入った時に、「えいやっ!」と、電機屋に走った。買い替えの基準は、ひたすら消費電力が少ない機種であること。・・・結果、何とも使い勝手の悪い冷蔵庫で、今閉口している。

たまに里帰りする娘にまで、「なんで今時、こんなに使い勝手の悪い冷蔵庫なの」といわれる始末。「だって、田中優さんが・・・」と、つぶやく私である。

その田中優さんは、今や時の人。佐倉の市民ネット主催で、佐倉ミレニアムセンターで講演会があった。何と、満席!立ち見!わきで、補助いすを出して何とか紛れ込ませてもらった。小さなお子さん連れのお母さんが多い。幼い子供たちが、会場内をトタトタ歩いたりする講演会である。放し飼いのペンギンと一緒にお話しを聞いている気分で何ともうれしい。

・・・内部被ばくが、外部被ばくよりずっと怖いわけ・・・なぜ胎児、乳児は放射能に弱いのか・・・食べ物に気を付けなければならないわけ・・・レントゲンと比較するナンセンス・・・・なぜ私たちは、これほど放射能の危険に対して情報過疎の状況におかれてきたのか…国と電力会社が、どのようにして政治家(議員)、マスコミ、地元、銀行を抱き込んで情報操作をしてきたか・・・

そして、どうやって「原発に頼らない社会」を作るか、という処方箋。おおざっぱに言って

①原子力発電所の無理な推進政策をやめさせる

②メディアを支配する広告宣伝費を取り上げる(毎年トヨタの1.5倍の1500億円の宣伝費を使ってきた。その経費は、電気料金に上乗せされてきた)

③賠償に変えて送電網を公共財にする。賠償はどうせ東電はできない。この際、電力会社から送電線を取り上げ、発電、送電、配電の3事業に分割する。電力会社の最大の資産は送電線であり、その送電線を「自由化」する。

④そして、子どもの未来を守るために、子どもの「食の安全」を守ることに全力を尽くす。(その手法については、ここでは書ききれない。)

いたずらに起きてしまった原発事故を嘆くのでなく、とにかく「原発に頼らない社会」を作るために、あくまで具体的にエネルギーの民主化、透明化を語る田中優さん。

市原でも、来週の18日、19日には、もう一度放射能線量の調査をする。ぜひ、関心のある方は名乗り出てほしい。
プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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