2017/06
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原発Yes or No? 公開討論会
6月23日5時から、東京・御茶ノ水のYMCAアジア青少年センターで、原発の是非をめぐる国民投票の模擬公開討論会が開催された。

推進派と反対派、双方から論客が出て、討論し、その討論を聞いて、今後、原発依存しつつやっていくのかどうかを聴衆が決める、というもの。

「模擬」とは思えぬ豪華メンバー。

コーデネーターは、てきぱき、シャキシャキと、今井一(はじめ)さん
1国民投票

推進派として、
小宮山涼一(東大・国際原子力専攻助教)
澤田哲生(東工大・原子炉工学研究所エネルギー工学部門助教)
高木直行(東京都市大・原子力安全工学科教授)
柘植綾夫(日本工学会・前芝浦工大学長、日本学術会議連携会員)


反対派は
マエキタミヤコ(緑の日本 代表)
宮台真司(社会学者、首都大学東京教授)
そして、菅直人(前総理)


推進派、反対派が交互に話す。(は反対派、は推進派)

まず、マエキタミヤコさん
「こんな地震大国になんでこんなに原発立てたんですか?」
「最終処分場は日本に見つからない。後回しにすることはできん。この話を先にしませんか?」
「生命倫理の話を先にすべきなのに、なんで経済の話になってしまうの?」
「みんなしっかり、節電するつもりでいますよ」

(なんとも率直で、素朴で 共感!)

次は、小宮山涼一さん
エネルギーの不果実性を考えると原発を一定程度入れておいたほうがいい。
このまま、全原発を止めると、電気料金が1割上がる。
電気料金が上がると日用品も10%値上げになる。
電気料金が上がると、事業者・企業を圧迫することになり、
それは、企業が雇用・採用を控えることになる。

昨年は、節電はできたが、その分火力発電を余分に動かしたので、CO2が増大した。
私の立場から言えば、
より一層安全性を確保して、原発は、生命から見ると良くないものだが、経済から見ると必要。
大飯稼働にも賛成。

宮台真司さん
私は、デープエコロジスト・・・原発賛成派だった。それは原発はCO2を出さないから。
しかし、マル激トーク(宮台さんたちが主管するインターネット動画サイト)で
震災前から、度々エネルギー問題を議論してきて、原発の問題点がはっきりしてきて、反原発に変わった。

原発は、ブレーキの付いていない車のようなもの。
ドイツは、原発のリスクは、科学的には極小に出来たとしても、事故やリスクが予測不可能であるとの理由で、倫理的にNOと結論づけた。

日本は、原発を止められない社会であるが故に、原発を作ってはいけない。

原発やめると経済破綻して未来がない、というなら、ドイツに未来はないのか、経済成長はないのか?

ドイツは、3次評価までしている。
1次・・・炉を含む機械が大丈夫か?(これだって大飯はベントも免震棟もだめ)
2次・・・炉になにかあっても建物内に閉じ込められるか?
3次・・・万一建物外に漏れ出ても、住民の避難体制は万全か?

ここまでやってはじめて3次評価をクリアしたことになる。

しかし、それでも、想定外のことは起こりうる。
だから、原発はやめる、というのが、ドイツの選択。
(ドイツには,地震はほとんどないのに・・・)

(早口で、聞くだけでも大変。理解できない部分もあるが、とにかく宮台ブシ炸裂!)

高木直行さん
大飯再稼働は、国民納得のいく再稼働ではなかった。

いろいろ考えたら再稼働セざるを得なかったということだろう。
(いろいろ、って何?と突っ込みを入れたいところ)

原子力は、未来から、搾取しないエネルギーである。
化石燃料が枯渇した7000年後の未来を考えるべき。
サスティナビリティ(持続可能性)を考えて、原発を・・・。

(え~っ!原発をこのまま続ければ、早晩、原発事故で人類は滅んでいるから、
サスティナビリティもへったくれもないよーと、独り言を言う私)

自然エネルギーは不安定で、主要なエネルギーになりえていない。

そもそも、自然エネルギーの主役である太陽自身が、核融合で熱を出している。
地下のマグマだってそうだ。

(すごい屁理屈。
これって、あの原発大丈夫の放射能の副読本みたい。
ほら、葉っぱも放射能を出しているんですよ、だから大丈夫なんですよ。
神経質になるのはやめましょうね・・・ああ、胸くそ悪い)

柘植綾夫さん
大飯再稼働はやむなし。
私たちは、政府に判断をゆだねている。
だからもし、政府が「止める」と言えば、それもしょうがない、と受け入れる。
大飯原発を止めた場合のリスクを考え合わせると、
再稼働を受け入れて、(原発?と)一緒に暮らそうか・・・と思う。

(お~い。柘植さん、どこに住んでるの?大飯原発の敷地内?福島原発事故の管理区域内?)

(柘植さんの話で気になったのは、
しきりに「私たち市民が・・・」という言葉。
ちょっと待って!あなたは市民じゃないでしょ。
プロの科学者、それも「日本工学会」の会長さんなんでしょ。
その会長さんが、自ら判断せず、政府に「おまかせ」って、何?)

そして、菅さん登場。(他の会合から駆けつけてくれた)
菅さん登場

ちょっと、お風呂に入って来て、続きを書く。

\_(^◇^)_/、あーさっぱり。♨ 湯上りです

(菅直人さん)
現在、脱原発のロードマップを有志とともに作成中である。
すべての原発を2025年までに止めたい。
原発は、廃棄したほうが
当面は財政的にも厳しくても
国全体の経済を考えても、長い目で見ると有利だろうと思っている。

電力会社から、原発部門だけ国が買い取るということも、有りだと思う。

(今井質問)大飯原発の再稼働については?

(菅)節電と九電力会社からの融通があれば夏の電力はなんとかなると思う。
閣僚の中には、電力が足りなくなる、という人もいるが、私はそうは思わない。

(柘植)原発を動かさない場合のリスクをどう考えるか?

(菅)どういうリスクのことか?はっきりしないと、答えられない。

(柘植)「2025年までにすべての原発を止める」というのでは、広い意味でのナショナルセキュリティに欠けるのでは?

(山本のつぶやき・・・よくわからなくなると、突然、カタカナになるのは、学者さんのクセ?)

(菅)このまま止めたとき、何が起こるか?ということか。
短期的な電力不足が起こると思うが、それはなんとかなる。全て止めてしまえば、原発は、廃棄物になってしまって利潤を生み出さないので、電力会社は債務超過になる。だから、電力会社から原発を切り離した方がいい、とも考えられる。
中国、インドなどは、今後も原発をつくるだろう。しかし、投資する民間レベルでは、原発は投資対象にならない、との声も出始めている。フランスだって、縮原発を主張し始めた。

(高木)2025年の電力コストはどうなっていると考えているのか?

(澤田)現実的な代替エネルギーをどうするのか?今は、とても足りない。

(菅)自分も新人の頃から、自然エネルギーにはずっと関心を持ってきた。
三宅島の風力発電も、見学に行って、その後も関心をもって見てきた。
フートピア計画というものもあったが、みんなダメになった。
憶測だけど、役所が潰してきた、という側面もあったのではないかと思っている。
日本は現在年間25兆円も化石燃料に支払っている。
しかし、太陽は、お金を要求したりしない。

2025年までには、電力を化石燃料62%、再生可能エネルギー38%に、
2030年には、化石燃料50%、再生可のエネルギー50%まで持っていければいい、と思っている。

(高木)どんなエネルギーを考えても、必ずリスクはある。完全な技術はない。技術にリスクフリーはない。

(あ、また、カタカナになった。ちょっと、菅さんに押され気味?)

(菅)確かに飛行機だって落ちるときはある。その時、何百人という方が亡くなる。
でも、原発の事故は違う。
もし、あの福島の事故が、ちょっと違っていたら、今、こうしてここにみなさんもいなかったかもしれない。
3000万人の首都圏の人が、どうにかなってしまうことだって、原発事故には起こりうるんです。

(きっと、総理として原発事故対応を指揮していたときには、
いくども菅さんの脳裏を恐ろしい映像がよぎって眠れなかったことだろう。
それは、私たちには想像もつかない過酷な重圧だったろうと思う)

そして、最後に、コミカルに今井さんが投票を誘導し、原発に賛成か反対の1票を投票箱に投じて帰宅した。

もちろん私は、反対。

推進派の学者さんたちは、今回は、いわばアウェーの会場にいるようなもの。最後まで、よくお付き合いいただき、それはそれで、感謝したい。

宮台真司さんが、「原発をどうするか、みんなで決める」の冊子の中で、こんな主張をしている。

「僕の考えでは、原発そのものよりも、原発をやめられない社会、とりわけ政治文化を、なんとかするために、国民投票に期待しています。日本に民主主義をもたらすためにこそ、国民投票が必要なんです」

「民主的な近代国家は(引き受けて考える社会)でなくてはいけませんが、日本は(任せて文句をいう社会)です。また、(知識を尊重する社会)でなければなりませんが、日本は(空気にしばられる社会)です。国民が<任せて文句をいう>だけで、任せられた側が<空気にしばられる>では、国家はでたらめになります。」

「依存から、自立へ」国民投票が、その武器になる可能性がある、という。

考え、そして、判断し、そして、結果を引き受ける、それが大人であり、民主主義なのだろう。

本日は、3時半から新宿で「脱原発」のデモがあった。

風邪っぴきで、これまで再稼働反対のデモに合流できなかったが、
本日は、一時間だけだけど参加できてよかった。
新宿デモ
原発のない社会を作ることが、大人の責任。毎日、そう思う。
プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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