2017/08
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思い出したくない常任委員会
7月1日は環境生活警察常任委員会

先日、怒りにまかせて書いた常任委員会の本番である。

委員会開始前に、1階の傍聴受付の部屋をのぞいたら、勝浦からの皆さんが大挙して来ておられた。

勝浦市鵜原地区には、M・M・I(株)という業者が、管理型採取処分場の計画を県に対し平成20年7月28日に事前協議書を提出し、その提出済み回答書の期限が23年9月9日、と迫っている。地元では一貫して反対の活動をしてきた。市長も反対!市議会も全員反対!国会議員まで捲き込んでの反対運動である。

反対署名も31,164筆、勝浦の総人口の1.5倍にあたるという。平成22年10月24日の反対決起集会には、市内の漁業者がすべて鵜原湾に漁船70隻で結集した、という大きな集会となり、新聞等でも各紙が大きく報道した。地元漁業者は、ほんとに漁場を大切にしておられる。

先日伺った時に、かんぽの宿の屋上から眺めた緑の光景の見事さ、海中公園に指定されるほどの海のすばらしさは、ため息が出る。

しかし、事業者は、役員を変えて、あきらめず許可を求め続けている。勝浦市は、この6月議会に残土条例を改正し、9月1日から施行する。この業者の計画を阻止したい一心からである。

そして今回は、県議会に対して、「許可しないことを求める請願」を出された皆さんが、大挙してバスで来られた。

請願署名人には、地元自民党の県議さんも名を連ねておられる。請願の審議を傍聴に来られた皆さんのお顔は、晴れ晴れとしている。私は、ドキドキ・・・無事に採択されますように・・・。祈るばかり。

心配したが、こちらは、自民党の委員さんたちも同意して、あっさり全員一致で採択となった!よかった!遠路はるばる来てくださった甲斐があったというもの。あとは、しっかり知事判断を待つばかりである。

しかし、産廃課課長の答弁は、気になる。「書類があがってくれば、我々は粛々と審査するのみです」といういつものパターンだったから。・・・ん?

そして、問題は、市原市海保の残土処分場計画である。

業者が、不誠実であり、提出文書が信用できないものでしかないこと、前の業者がやり残した現場の水たまり(ほとんど池になっている)は、業者Kがきちんと処理すると言ったにもかかわらず、改善されていないこと、発生元に記載されている事業名が、事実と異なることを指摘したら、そのたびに書き換えてきて、現在の発生元は、3度目であること、しかもそのうちの1事業者はかつて行政処分を受けた業者であること、周辺町会同意の文書も、本人が知らないうちに勝手に記載されている事実があること、など指摘したが、周辺住民同意や、業者が誠実かどうかは許可要件には該当しないから構わない・・・としか聞こえない答弁、一点張り。

市原市に県が意見照会をし、6月3日に市から問題なしの回答(市原市も信用できない)。県産廃課は、我が意を得たりと、許可を出すことを急いだ。その結果が6月22日の許可である。地元から許可しないことを求める「請願」が出されていることなんか、知ったことではない、ということだろう。

行政は、まめに業者と連絡を取り、住民が課題を指摘すると、あわてて業者に連絡し、指摘事項を直させる。つけ刃でも、内容はでたらめでも、とにかく行政文書を整えさせる。

そして、いったん許可が出されれば、あとは知らんぷり。行政は、まともに監視なんかしやしない。きっちり改善命令を、早期に出して改善させた事例などは、聞いたこともない。手ひどくやられた現場の原状回復した事例があれば、見せてもらいたいものだ。(許可した行政のい行政責任は問われない)

常任委員会メンバーは、おそらく「請願は出ているが、すでに許可が下りていいるのだから、今さら、反対してもしょうがないでしょ」と判断したのだろう。私以外の全員が請願に「反対」した!

なぜ、議会軽視だと怒らないのだろう。なぜ、だれも、住民の訴えに耳を傾けようとしないのだろう。

野田市の柏廃材問題では、問題の解決の「いつ」は示されず、とりわけひどい被害が予想される道路を挟んだ向かいのお宅の被害実態を産廃課は、まったく把握さえしていないことが明らかになった。

面倒な市民要望は、やり過ごし、大過なく、見える書類だけ審査して過ごすテクニックを身に着けることが、行政マンとして出世していく王道なのだろう。たぶん、国も、県も、市町村も・・・。
プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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