2017/06
≪05  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30   07≫
東海第二原発は原子力施設の総合デパート
4月25日総勢25人、平和への大結集の面々と市民ネットワークの5人で、千葉駅をマイクロバスで出発し、
東海第二原発および周辺施設の見学および、現地の人たちとの意見交換に出かけました。

現地に到着後は、東海村村議相沢一正さんに案内説明していただきました。

東海村は人口約3万8千人、面積37万㎢。

通常の原発は人里離れた場所に作られますが、
ここでは、街中に様々な施設が混在していることが特徴です。

日本原子力発電(株)東海原発第一、第二発電所、
(独)原子力研究開発機構東海研究開発センターが所管する
原子力科学研究所、核燃料サイクル高額研究所、
アトムワールド、
さらに那珂核融合研究所があり、
そこに隣接して三菱原子燃料が立地し・・・・

その他関連施設が林立し、原発関連施設の総合デパート状態です。

1999年にレベル4の臨界事故を起こしたウラン濃縮加工工場「JCO」もその一つ。
工場はヒマラヤ杉に隠れ、よく見えません。
ヒマヤラ杉影のJCO

事故現場からわずか120mの大泉さんの工場跡地も見学しました。
JCO事故現場から130mの工場
もう少し近づいて
 JCO事故被害近景

夫妻はJCOを相手に裁判を起こしたけれど敗訴。
失意のうちに夫昭一さんは亡くなられました。
日本中を震撼させた事故であったにもかかわらず、
健康被害を受けた地元は周辺に配慮して世論はさして盛り上がらず
抗議の声を投げられない状況だったそうです。

しかし、今回の震災以降、村民の意識は変わり、若い人たちを中心に脱原発の動きは大きな世論になりつつあります。
現場で説明する相沢村議会議員。
JCOで説明相沢村議

そして海辺で昼食のお弁当。ちょっと寒い。
原発を望む砂浜
遠くで霞んで見えるのは、東海第二原発。アップにしましたが、やっぱりかすんでいます。
かすむ東海原発
近くの草地で放射能測定。値は、以下のとおり。
砂浜線量計

1966年に誕生した日本初の東海第一原発は、平成10年に廃炉が決定。
解体埋設計画は思うように進まず、完了を平成29年から平成32年にまで延長しましたが、
低レベル放射性廃棄物を埋設するための地下保管施設もまだできていません。

まして、使用済み核燃料等の高レベル放射性廃棄物の処分先となると、
行き先はさらに決まっていません(日本中どこにもありません)。

一方、原電の第二原発はすでに34年が経過し老朽化しています。
先の震災でも津波により外部電源が失われ、
さらに頼りの非常用ディーゼル電源3台のうち1台の電源が壊れ、
主蒸気逃がし弁の開閉を170回以上も繰り返し、かろうじて冷温停止状態ができたのだそうです。

事故後の検証もなく報告もない状況で、再稼働はもっての他です。

また三菱原子燃料(㈱)では、原発の燃料棒を作って関西へ輸送しています。
このご時世に海外への輸出を含めて生産を倍増しているのだと聞いて耳を疑いました。

さらに村内では、ガラス固化等で処理できないでいる高濃度の放射性廃液が393㎥も貯蔵されたままとなっています。(六ヶ所村の245㎥より多い)

またまたさらに、人形峠で採掘されたウラン鉱の残土が、
東海村の原子力機構に持ち込まれ、レンガとなって全国へ出回っているのだそうです。
放射能の拡散がこんな形でも行われてきたことに、とことん、びっくり!

第二原発を見学した際に、施設担当者に「平和への大結集・千葉」として「再稼働させない、廃炉とすること」を訴える申し入れ書を朗読して渡しました。
申入書を渡す

写真はとってはいけないということで、そこで流されている映像の写真です。
高レベル廃棄物を入れて運ぶキャスクです。
キャスクの映像
こんなキャスクが、一般道路で運ばれているんです。知らぬが仏です。

場所を移して、地元の立派なコミュニティセンターで、現地の方々と話し合いの場を持ちました。
原発交付金で小学校の校区ごとに立派なコミュニティセンターが建っています。これもその一つ。
立派なコミュニティセンター
コミセンの前にけったいなオブジェがあり、ついそのそばで一枚写真をとりました。
カメラを向けられると、つい笑顔になる習性がある哀しい私です。
コミセンの前で笑う私

現地の方々との質疑・意見交換も有意義でした。震災以降、明らかに意識が変わりつつあることが、ここでも確認されました。
地元説明会

震災以降も、茨城県沖では地震が多発し、第二原発周辺に30キロ圏内には百万人もの人々が生活しています。

私たち千葉県も、茨城県の隣接県として東海第二原発再稼働阻止、廃炉に向けてさらに強く働きかけていくことを参加者一同確認しあいました。

木更津市議の田中さんが持ち込んだ放射能測定器で測ると、原発周辺草地の値は0.22μSv。

バスがその場を離れると値が歴然と下がります。

別の場所では、0.44の値も出ました。

とにかく、再稼働を阻止し、第二原発も廃炉に持ち込まねばなりません。
プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ