2017/10
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意外!身近に小水力発電
再生可能エネルギーのひとつに、小水力発電がある。

私たちは震災以降、リスク分散、化石燃料に頼らないエネルギーへの転換を図らなければいけないと主張してきた。

そして何度か学習会も開き、東京まで講演も聞きにいった。

ところが、ところが・・・灯台もと暗し!
足元の市原市で小水力発電の研究所があった。

先日、南総公民館で南総寺子屋という勉強会で講演会があり、その時、今日の見学会があることを聞きつけて、
本日、多くの仲間と共にネットメンバーが参加した。

場所は、市原市田淵川沿い。
メイン道路からわかりやすい案内板に誘導されながら現地へ。

新工法開発研究所 取締役研究所長 川本正夫さん、副所長技術担当栗原義明さんが迎えて下さる。

のどかな田淵の風景を背景にしてさっそく説明に入る川本所長。
1のどかな田淵での説明
市原市と交渉し、4年前から、養老川の支流である田淵川で実験施設をつくり新工法で小水力発電を研究中。
川本社長アップ

本社は、市原市能満にあり、ここは実証プラント。
ほんとに小さな発電所で驚く。
田淵川発電1
発電所で手作業中の副所長。
だれでも自由に発電の仕組みがわかるように、覆いはなく、カラクリがわかる。
発電所上から見る
下へ降りて所長さんのそばで見学。
・・・・あれ?後ろで井上さんがセリを摘んでいる?
社長の説明を聞く小澤、山本
発電所を近くで見ると、こんな感じ。
発電所もっと近くで

同行した元技術家さんたちの男性陣は、大好きなおもちゃを見る子供のような顔をしている。

所長さんたちが、研究を始めたきっかけは、ガソリンが高騰した事。
背景に化石燃料の枯渇問題がある。
こどもに、エネルギーのことでツケを残したくない、という想いがあったそうだ。

小水力に対する見学者は多く、一昨年の公開イベント中は、全国の120の自治体が見学に訪れたという。
しかし、市原市の視察はなかったとのこと。(すみません)

田淵には送電線が来ていない。
そこでこの小屋の中で、東電の波形を鏡に映し、ここで生産した電気の波形を整えるのだという。
(これは特許をとっている)
発電所説明小屋

小力発電所は全国で100ケ所ぐらいあるが、
同社の発電装置は総合効率が約70%と最高レベル。
年間発電量は45万キロワット。

なにしろ年間360日稼働し、メンテナンスで止まっているのは5日間でよい。
このことも効率の向上に貢献している。
(部品を組み立やすく分解しやすくすることで部品の交換も簡単にしている。えらい!)

小水力発電の特徴、豆知識です。

①小さな水量で発電できること。
 ある程度の水量とある程度の落差があれば良い。
      発電量=水量×落差×効率
  水量は0.05m3/秒以上(20Lポリタンク2.5個)、落差は大きいほど良い。

②環境破壊がない。
 歴史的には、水力発電はダム開発で環境破壊が問題となり、火力発電へ、更には
 原子力発電へと変遷していった。
 (そのでたらめさは、今や白日のもとにさらされている)

③水量を一定に制御出来るので交流発電ができる。
 家庭で使用する電気は殆ど交流。
 風力や太陽光は利用エネルギーが一定でないので直流発電となる。
 インバーターで交流に変換する。

一方、これまで水力発電の問題点は
 ①河川には水利権がある。
  河川の管理区分により許可者が異なる、ということが指摘されてきた。
  
  しかし、今では、許可条件が緩和され、
  一級河川の場合でも、その川が流れているところは、
  それぞれの知事が、許可すればいいことになった。
  おかげで、これまでは許可に10箇月もかかっていたのに、
  1ヶ月で許可が下りるようになった。
  
経済性については
 ①田渕の実証プラント(3KW)のコストは35円/Kwh。50KW発電設備(投資額7000万円)での
  コストは18円/Kwhぐらい。
  九州で来年、200KW設備×4箇所を計画している。1KW能力で約住宅1戸分。
  
 その九州自然エネルギー(株)の代表取締役の高橋さんが、この日、ちょうど田淵に来ておられた。
 大分県は再生可能エネルギー生産量が日本一。とりわけ地熱発電では群を抜いている。
 お聞きしたら、大分、とりわけ玖珠郡九重町では、視察が、引きも切らないという。

 ②新エネルギー法の成立で、再生可能エネルギーも一定価格で(15円〜20円見込み)全量買取りが
  認められる。詳細はH24年7月施行の予定。

 
再生可能エネルギーならなんでもいいというわけではなく、それぞれ問題点もあるとか。

 ①風力発電は風は一定でない(年間の稼働効率は18%)。
  変換ギアが複雑で故障頻度が高い。
       風向きによって回らない風車がある。
 
 ②太陽光:現状のコスト45円/Kwh。
  気象条件で発電が変わる(年間の稼働効率は15%)。
 
*************

市民が自由に電気を選べないでしょうかね。
とお聞きしたら、送電託送料、すなわち電力会社に託送料として2.7円/Kwh払えば可能だという。

今後は、市民が出資し、小規模電力会社を長野や群馬県で立ち上げ、そこから電力を送電委託料を払って持ってくることも可能だという。

そんな夢のようなことが実現できたらいいな、とちょっと、考え込む。

今、同研究所の発電は、お隣の大多喜市と契約しようとしている。今年8月には実現する。

大多喜町は町役場の庁舎の電気と、その上流部にある浄水場の電気をまかなう予定だという。

万一停電になったとしても、自家発電を町が有していれば心強い、という考えもあるのだとか。

羨ましい。市原でもできないだろうか。

高滝ダムなんか、流量も十分だし、出来そうだと思うのだが・・・。
プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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