2012/07
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岡村由美子さん
どこから書いていいのだろう。

7月25日朝、岡村由美子さんが、自宅で、「乳がん多発性骨転移」で亡くなった。

桑田さんから連絡を受け、
ここ数日が峠、と聞いて、
枕元にケータイをおいて、覚悟していたとは言え、やはり、頭は まっ白。

私は、しつこい風邪が治らずお見舞いは遠慮していた。

ようやく完治し、先週、数人の仲間たちと久しぶりにお見舞いに行ったのだ。
その時には、あまりに痩せた彼女の姿を見て、息が詰まった。

しかし、由美子さんは、気丈にも痛み止めの薬で意識が途切れがちなのに、
見舞いの来た人たちに声をかけ、「ありがとうね」と、心遣いまでしてくれた。

だから、まだ大丈夫だと思っていた・・・大丈夫だ、と思いたかったのかもしれない。

25日は、一日茫然自失。夕方、仲間たちと待ち合わせてご自宅へ。
ベットには、静かに眠っているような顔の由美子さん。

ガンが分かってからも手術を選択せず、食事や様々な代替医療での治療を続けながら、議会活動も精力的にこなしてきた。

おのれの信念に従って、ベストを尽くして、とうとう、力尽きた、ということだろうか・・・。諦めきれない。

葬儀は、家族葬で行いたい、との、ご主人の強い申し出があり、(多分、彼女の意思でもあると思う)
「お通夜の前日なら、自宅に帰っておりますので、お線香をあげてください」と言われ、
27日、ネットの仲間たちも、声をかけ合って、お線香を上げたくてご自宅におじゃました。

ご葬儀は、家族葬ということなので、多くの方々には、お別れを言う時間がない。

それでは、この悲しい気持ちをどうしていいかわからない、

ということで
ネットとしては、急遽、8月3日 4時から、事務所で、「岡村由美子さんを偲ぶ会」を行うことにした。

もちろん、お香典、お花料、花輪などの心配は一切なさらず、平服で顔をだしてほしい。

25日の夕方に伺った時には、九州鹿児島からお越しになったご家族にもご挨拶させてもらった。
市民ネットの議員としての彼女の誠実な仕事ぶりや、いかに多くの方々に信頼されていたかを伝えることができた。

お父さんに、娘さんの仕事ぶりを伝えることができて、すこし・・・嬉しい。

二人の息子さんは、それぞれ、気丈に挨拶の場に同席していた。

まだ、独り立ちしていない息子さんたちのことを、お母さんがどれほど愛し、気にかけていたか・・・きっと子どもたちにお母さんの想いは通じていたと思う。

芯が強くて、頑固で、まっしぐらに信念に従って進む鹿児島の女性のことを「薩摩おごじょ」というのだそうだ。
(篤姫が、その典型だと、桑田さんがいう)

由美子さんは、見た目は、きゃしゃで楚々とした美人だが、実は、篤姫なみの「薩摩おごじょ」だった。

自分が納得しないことに対しては、断じて安易に妥協しなかった。
会議中でも、これは、本筋が違ってきている、と思えば、原点にこだわり、軌道修正しようとした。

生活保護の相談に事務所に見えた人に対しては、役所への同行や、部屋探しまで、親身になって対応した。

議会で質問しようとするテーマに対しても、粘り強く聞き取りをし、何度も質問原稿を推敲し、練り上げていた。

だからこそ、地元辰巳台にも大勢のお友達がいたし、慕われていたのだと思う。

2期目の議員として、高得票をいただいて当選したのに、こんな結果になったことは、私たちにとっても残念で仕方がない。
また、自らの時間を割いて、熱心に支えてくださった支援者の皆様には、任期を全うできなかったこと、心から申し訳なく思う。

今年、3月議会がそろそろ始まる頃、由美子さんは、かなりしんどそうな顔をするようになった。
(簡単に泣き言をいったり、痛いと言ったりする人ではないのだが)

結局は3月議会はお休みすることになっが、実は、議会質問の準備は着々とすすめていた。

由美子さん本人は「支援者の方から、『是非、このことは質問して欲しい』との要請もあるし、私としても言いたいことはあるから」と話していたのだが、私たちが「是非今回は休んで欲しい。」と強く迫ったのだ。

議会というストレスからしばらく解放されれば、蓄積疲労が軽減し、体調も良くなるのでは・・・と願ったが、結果的には、その願いは虚しくなってしまった。

あれこれの思い出が、走馬灯のように頭をよぎる。

喪失感・空虚感・遺された者たちで頑張らねば、などの想いが、脈絡なく間欠泉のように突き上げてくる。

これからは、新人の小沢さんが一人で、未知の荒野である市議会に立ち向かうことになる。
その重圧を思うと、こっちも心配。(頑張れ!小沢さん。無理せず、頑張れ!)



プロフィール

ichiharatomoko

Author:ichiharatomoko
     
1948年石川県生まれ
早稲田大学卒業
市原市議2期を経て千葉県議(2期目)
市民ネットワーク千葉県共同代表

子ども3人は独立し夫と2人暮らし、ネコ1匹
趣味は絵を描くこと、俳句、散歩、読書

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